2014年7月15日の記事

安藤忠雄の言葉から

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安藤忠雄について自分が論じるなど、ありえないのですが、彼の作品はともかく、発する言葉はひきつけられるものが多くあります。学者設計屋ではなく、たたき上げの理論だと思います。いまどきの若者は自分の我を通してでも何かをやり、その結果に責任を持とうとしない。自分の範囲だけ仕事をし、その報酬だけもらい、結果や出来上がったものなど何の興味もないらしい。日本の優秀な建築能力のある若者が集う事務所でもそうなら、どこもそんな若者であふれかえっているのでしょう。興味を持ち何処にでも出かけて行こうとする、エネルギーさえ失っているという。ヨーロッパでもアメリカでも、感性を磨く旅に出ると、教養も自然と身に付く。行きの金だけでもあればとにかく行きなさい。行けば何とかなる。貨物船ででも帰ってこれる。・・・・・・・全くその通りです。昼休み、人と話すらせず、自分ひとりの時間を作る建築家の卵など、気持ち悪い、お姉建物しか作れないと思いますが。

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