馬はある一定期間子供と過ごすと、わかれるそうです。子供は急にいなくなった親が恋しく一晩中切ない鳴き声でなくといいます。渡り鳥のツルもある時期が来ると、鋭いくちばしで、わが子を威嚇して、離れるように仕向けるそうです。子供は「なぜ?」という切なくさみしい顔をするそうです。動物の世界ではこうしないとわが子が自然の中生きていけないからでしょう。今人間は厳しくしつけ、早くひとりで生きていけるように育て独り立ちさせる親や祖父母がいなくなりました。甘いつまらん親子関係です。私も度が過ぎるバカな勘違い親子を見たことがあります。親と子は友達や仲良しではなく、厳しい関係の中で、思いやり、尊敬しあうものです。政治や世の仕組みが、アマちゃんでも、躾られなくても、ナマケモノでも暮らしていけることをよしとしていることも人間の親子をダメにしている要因です。親は子に遊んでもらい、子は親に甘え続け、政治は票のために、怠け者を甘やかす仕組みを作る。勘違い親子が増えることが日本の危機です。