この年になって、「大人の男」のわがまま、わびさび、が少しわかるようになり、「本物の男」の価値観が変わりました。いいなーと思える人は気持ちのいいわがまま男です。自分に、筋が通っているからこそ、みんなが言うやさしさや、よいしょが必要ないように思います。「わがまま放大でしょうがない人やなー。でもなんかおもしろいなー。」がほめ言葉です。
「自分に都合のいい理屈ばかり言って、本当に最近腐れジジイになってますよ。あれしとけこれしとけ、指一本で指図して、物を食べるとよくこぼすし、よくみんなついてきますよね。確かによく働かれますけど、もう少し気を使って下さい。桃太郎侍じゃないんですから、いろんな人を成敗しなくてもいいんですよ。」と怒られながら、ふくの湯のカウンターで、男湯のロッカーキーを何度も渡され、激怒する平田は立派な「大人の男」です。
平田の靴下。わたしの娘からのプレゼント