生まれ故郷の対馬は田舎で、離島なので星がよく見えただろうと聞かれますが、子供のころ星を興味深く見上げることもなく、大人になって帰郷の際見上げてもそれほど見えません。イカ釣り船のいさり火が水平線に並び、明るいからです。その漁火の美しさが際立ってました。私が知る限り、阿蘇というか高千穂というか九州の真ん中の山道からが降り注ぐような星空を見たことが何度かあります。私は宇宙にそれほど興味もなく、行ってみたいとも思わず、宇宙の話になると、自分のキャパシティーをはるかに超えた理屈で、何も感じません。ただ最近、奥さんが宇宙ステーションで働き、旦那が地球にいるという長澤まさみのコマーシャルが何だかツボにはまり、宇宙が身近な世の中と、男女の能力の逆転をよくあらわしているなーと思います。これからの人類を予感させる優れたコマーシャル作品だと思います。宇宙ステーションがいっぱいいっぱいで、それより遠い宇宙は私にとってこの世ではありません。怖い怖いところです。