正月を感じない正月

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日本の正月はなくなりました。町には国旗どころか、門松、しめ縄、は見当たらず、家でも、店でも鏡餅はなく、着物や、晴れ着もありません。初詣の人出も少なくなる一方です。年賀状の数も減り、車の混雑も思いのほかありませんでした。正月はいまや大型連休のひとつです。年末は大掃除、餅つき、おせちの準備が当たり前で、紅白歌合戦がどの家からも聞こえてました。私の正月は何が何でも実家に帰り、両親、祖父母はじめ家族親戚で顔を合わせ、1年のスタートをすることでした。諫早から夜行列車で5時間半、博多に行き、荒れた玄界灘を船で対馬に渡ります。みな土産を手にし、船酔いと戦いながら5時間の船旅です。通路に座るしかないほどの混雑と、わずかな帰省予算でした。「津軽海峡冬景色」の玄界灘版です。船が厳原の港に着くと、みな笑顔になり、迎えの人と挨拶を交わしてる光景が私の正月でした。家族ができ、子供ができても正月の帰省は飛行機にはなりましたが当たり前でした。どこにもあった正月の光景は今見ることがなくなりました。年賀状をいただいた皆様ありがとうございました。いろんなことが思い出され、温かい気持ちになりました。この文化は私は守ります。明日は一日かけて体の検査です。今年一年健康管理しながら、成長するつもりです。よろしくお願いいたします。