偽者文化

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先日私がいく、うまいうどん屋の親父と話す機会がありました。『自分で研究して麺から打って,出汁に気を使い、とにかく工夫しながら40年たちました。麺がうまいでしょ。自分の店を持って今も勉強の連続です。たかがうどんですけどね。チェーン店とは別物なんです。』熱く語ってました。修行するものより、手っ取り早いものに飛びつく世の中です。そんな人は、アルバイトを使い、はやり廃りで商売をします。日本人が持ってる繊細な味や工夫から遠ざかると舌がバカになり、何がうまいのかさえわからなくなります。お袋の味も廃れ、すしも回り、チーンというレンジの音がすると食べる合図です。旅館の料理さえも変わりつつあります。「栄え」が大事だそうです。服も住まいもいわゆる、衣食住すべて、品疎な偽者まっしぐらの日本です。自分たちの誇るべきものを捨てていることに気がつかないと。よその国が今日本のすごさを知り、文化の乗っ取りが始まってます。私はいい時代を生きてきたことを感謝してます。