大阪のエクステリアの社長が、軽トラックでやってきて数件の庭の植栽の管理を行っています。きちんとしたプロの仕事です。こんな人はほとんどいなくなりました。オーナーからも喜んでいただいています。19日まで滞在予定です。夜は大好きなビールで楽しんでいるようです。また多くのご入居者から手紙やメールとともに結構なものをいただいています。昨日はわざわざ事務所に足を運んで、ご挨拶いただいたご入居者の奥様がいらして恐縮しています。昭和は人に会うこと、お礼をすること、されること、節目のあいさつをすることで情報をいただいたり、紹介し合ったりすることが大事な仕事でした。人とのつながりが財産でした。今、なるべく働かないこと、補助金をもらうこと、お歳暮お中元など無駄な常識は捨てること、礼状や電話ではなく一斉メールで効率よく処理すること、正月に実家に戻り親にあいさつすることなどすべて急速になくなりました。我々の常識が壊れていきます。夜行の夜汽車で博多駅に降り、大博道りを45分寒い早朝歩き、満員のフェリーで玄界灘の大しけを5時間かけて対馬についてそれから1時間かけて実家です。両親、祖父母、叔父叔母に正月のあいさつをするため毎年続いた修行のような里帰りでしたが、なぜか好きでした。飛行機が飛び始め楽になりましたが、叔父が「やはり荒波をフェリーで揺られてこそ対馬に帰ってきたという気持ちになるやろう。」と言ってたことを思い出します。今は皆いなくなりましたが、墓の前であいさつはしないといけません。年明け同級生と対馬の墓参りに行こうと約束しています。

