クリスマス〇〇〇ブー

category: 雑感

クリスマスにはいろんな奇跡が起こります。

クリスマスが近いある日のこと西新のサンタさんとトナカイ二人はクリスマスソングそっちのけでお仕事をしていました。

素敵なオランダの町でお仕事を終えたサンタさんと大きいトナカイさんは青いソリに乗って帰っていると、反対側の道はオランダの町に向かう車で大渋滞でした。
『これはすごいイルミネーションですね!そうだ、せっかくなんでラジオのクリスマスソングでも聞きましょうか♪』 
『アホか!毎年聞かんでもよか!』 とサンタさんは自分で歌いだしました。

『あなた~のためにぃ~♪守りぃ~とおした、おんなぁ~のみさお~♪』
『‥‥‥』
『いまさぁ~ら♪ ひとにぃ~♪ ささげ~られないわぁ~♪チャカチャンチャンチャン♪』(※なつかしの殿さまキングスです。)

たまりかねたトナカイさんは寒くてお腹もすいたのでパーキングで食事でもしましょうとソリを止めました。
鼻歌も止まり、やっときた(注文して待たされた)あたたかいうどんを二人で何も言わず一心不乱に食べてました。
トナカイさんが半分ほど食べふっと顔を上げた時、サンタさんの鼻から真っ赤な血が‥‥!!!
『サンタさん、鼻血出てます!たくさん!うどんに入りそうですよ!』 
『えっ?うそ? あらっ。』 と少し動揺したものの、ティッシュをキュッとひねって鼻につめ何事もなかったかのようにサンタさんはまたうどんを食べ始めました。

向かいの席に座っていた黒ジャージの中学生20人は白いティッシュを大きく鼻からはみ出したサンタさんにあきれてゾロゾロとバスに戻って行きました。

食べ終わったサンタさんは上機嫌でティッシュはつめたまま、ソリでまた殿さまキングスを歌い始めました。
トナカイさんはあきらめて、『チャカチャンチャンチャン♪』と合いの手を入れながらサンタさんと帰って行きました‥‥とさ。