逗子の市役所に事前審査の書類を提出し、40分ほどで受理されました。その際、自治会に連絡するように言われ会長に電話すると指定する土、日に、図面15部を用意して現地で設計の方が説明会を開催するようにとのこと。驚きました。何を説明するのか尋ねると、壁面後退という答えです。それだけのために福岡から飛行機代、ホテル代を使っていかなければいけないのか尋ねるとみんなにそうしてるという答えです。時期は確認申請を出す前といいます。驚きっぱなしです。なめられたものです。図面はオーナーが設計料を払って手にした財産ですし、個人情報です。確認申請や事前審査は法律で行われる審査で第三者が図面など見れるはずもありません。また郵送やメールでも受け付けます。このご時勢コロナで大変なときに、こんなきまりをとつぜんいわれても・・・。今逗子にいるので今日か明日ではだめですかというと、土日しか人が集まらないという答えです。5日後またそのためだけに、行くことにないます。市役所もそれはあんまりですねという始末。アメリカ人が設計したらどうするんでしょう。国際線でくるようにいわないと暴れますよ。この手の組織の役員は建築の常識を逸脱し、いいことをしてやってると思っているようです。法的拘束力がない決まりを間違った価値観で作りそれを押し付けられても困るのはわれわれだけでなく、オーナーです。
最近BSを見るようになり、BSのコマーシャルはほとんどが体にいい、健康食品です。飲んで元気とか若くなるとかきれいになるといううたい文句で、本当は4000円だけど、今なら500円という寅次郎の講釈みたいないい加減なものです。笑うしかありません。高齢者が視聴者の笑点などは線香、紙パンツ、などです。ジャパネットの番組も含め通販番組、コマーシャルは同じことばかり何十年もやってなから、売れてるんでしょう。不思議ですが納得ずくでだまされてみようと思う気持ちが働くのでしょう。
われわれの築13年の作品を購入されたW様のご要望にそって.リニューアルします。工務店、輸入部材、シロアリ、・・・・みんなで現地で打ち合わせです。「すごくいい家ですねー」「13年たってると思えませんねー。」みんな感激してます。いい材料で、しっかり作ると、年月がいい味を出すという証明です。今建つ家よりいいかもしれません。プライドが持てる作品です。
でがもてます。
ここのところ、佐世保、嬉野、熊本、大牟田、水巻、北九州、田川・・・そして毎日の糸島と動いてます。運転がこたえます。しかし、お客様とお会いすることはとても楽しく、元気になって帰るのですが、疲れが蓄積しつつあります。コロナで知らず知らず、窮屈な日常も、疲れる要因のひとつです。大雨で気持ちが沈みます。しかしこの状態を脱却するのはいい仕事で結果を出すことです。喜んでもらえる仕事がエネルギーです。
熊本、鹿児島で大雨による災害です。朝からワッセナーのK邸打ち合わせと米軍住宅の図面提出で佐世保に走りました。久しぶりに身の危険を感じる雨でした。帰りは高速も通行止めで唐津方面で帰ってきました。いろんな河川が決壊というニュース、大雨警報のアナウンスなど九州は大変です。大雨の中現場は動いてました。スムーズな現場の進み方ではないのですが、とにかく前を向いて打ち合わせです。大雨なのでわれわれがご入居者にお電話するべきですが、逆に『大丈夫ですか。気をつけて動きなさい。』という連絡を数件いただきました。ありがたいことです。
最近歩くのが遅くなったと思います。以前はとても速かったのですが、若い女性にも負けるくらいです。血圧はじめ薬が多くなり、飲んだかどうかさえ忘れてしまう始末です。名前がすぐ出てこなくなり、物忘れというか、記憶の整理整頓ができにくくなってます。しかし昔馬鹿にしてた懐メロや、水戸黄門や笑点が面白くなり、ニュースにもいちいち反応してしまいます。ご入居者との話も話題が多くなり、若いときは仕事のための会話が本当に楽しい時間になりました。年取ったなーと寂しくなったり、年取って見えることにも数多くあります。人を見る目は鋭くなったと確信しています。困った人や、残念な人は見えなくていいのにと思います。家のデザインは間違いなくレベルアップしています。頑固なところもひどくなってると自覚しています。
糸島M邸は毎日現場です。石を張ったり、階段が造作、モール、・・・施工中の一番面白いところです。水巻のK医院に見積もり提出に行きました。相変わらず家族全員の楽しい打ち合わせです。コーディネーターは北九州のU邸の完成写真撮影に出かけて疲れて帰ってきました。朝早くご入居者のC邸のメンテにも行ったようです。オーナーからの電話も含め充実したうれしい忙しさです。お金をいただける仕事ではなくてもご連絡いただけることがうれしく思います。今月が終われば温泉にでも出かけたいものです。
日曜日は糸島M邸の塗装打ち合わせをオーナーと現地で行いました。今日の午前中それを現場で職人に説明です。午後は佐世保L&S米軍住宅の業者打ち合わせに出かけました。途中、塩田のM邸によりオーナーとメンテとシロアリ工事の打ち合わせです。すべて、会って打ち合わせることが大事です。途中いろいろ電話が入り明日宗像T邸、明後日塩田M邸、・・そのほか今月、熊本や、北九州、佐世保とアポイントです。望まれて人と会うことがうれしい仕事です。人と会うことや出かけることがうっとうしくなるとこの仕事は終わりです。
大手企業は電話対応が機械になり、かなりの時間おなじせりふを繰り返し長時間またされます。やっとつながったら何を聞いても「ホームページをご覧ください。」という始末。役所は商売でないからか接客ができない人ばかりが窓口です。商業施設もわかいひとは接客ができず、マニュアルの言葉が人の口から発せられAIと変わりません。コロナで、お店も大変だといいます。こういうときこそ会話ができる接客がお客さんの心をつかみます。飲食店も、病院もお年寄りが来ても子供が来ても、なんになさいますか、ポテトはいかがですか、お飲み物のサイズはなどと同じ言葉、同じ口調のハンバーガー屋現象があふれてます。人の魅力が亡くなっているのでAI化が進むのであってAI化が進むから仕事がなくなるのではありません。人が魅力ある接客ができればAIと共存できます。
最近、年のせいか、アルバムを見るようになりました。親父やおふくろが撮ってくれた自分の幼少期から学生時代、結婚して二人の子供のアルバムはかなりの量です。人生はあっという間だと思います。写真とともにおもいではよみがえり、また多くの人とも頭の中で出会えます。作品もそうです。初期のころから今に至るまですべての家を残しています。今いろんな意味でアルバムを見る時間が大切に思えます。大げさに言うと人生の検証とでもいうのでしょうか、いまからの人生を歩むアイディアがひらめいたり急に懐かしい人に会いに行きたくなったり、思い出の場所に訪れたくなったりします。今、みなさんこれだけの写真をデジタルで撮ってますが、後でその写真が人生を振り向かせてくれるのでしょうか?白黒の祖父母や両親の写真を見ると少し胸が熱くなります。記録の写真と思い出の写真・・・・いい時代を生きたと思います。