関心は安心と安全。老後の貯金と、医療保険と、年金・・・・・・。まだまだ動けるし、考えられる肉体を持ちながら、そんなことばかり考えてる人ってどうなんでしょう。田舎の漁師や、百姓、職人などはいい顔つきで高齢でも仕事をし続けています。頼りは自然と、自分の健康です。人が作った社会より、自然が作った生活は、働いて食べていけます。国や、会社にすがるみっともない真似は、強欲が突っ張ってるのでしょう。昨日テレビで、落語家の歌丸師匠のことをやってました。病気でも高座に上がり、「落語家なんだから、目を閉じるまでやり続ける。」とおっしゃってました。仕事が好きでプライドを持ち、いまだ勉強をつづけ、小さな、古い家で暮らしていました。これがまっとうな人間の生き様です。甘えてばかりで、いただくことばかりに気が行き、今自分は社会にどう役に立ってるか?、何ができてるかを考えない人が多すぎます。私もできれば自分のわずかな稼ぎで、一生この仕事を続けながら暮らしたいと思います。自己責任の人生です。60で作る家、70で作る家、80で作る家・・・・・・楽しみです。
もっと汚い輩は、私にデザインを依頼し、受け取ると、何の音さたもなくなり、低価格が売りの工務店にそれを渡し、へんてこりんな家ができてます。はなから変な人だと顔や言葉に出てる、頭が悪そうな人ですが、紹介だと無下にもできません。まあ、物乞いというか乞食というかそんな精神状態の恥ずかしい人たちです。

ワッセナーのU邸が始まりました。テラスの拡大、部屋の増築など、大掛かりではありませんがデザインがよりよくなるように頑張ります。ワッセナーという町は、魅力ある街ですが、かれこれ30年です。傷んだり、かなりのダメージを受けてるところも少なくありません。しかし、これからこそ、欧米の家のように、素敵にリニューアルして、楽しく暮らすことが質の高い町の証明です。リニューアルすることでよりデザイン性も高くなり、設備も整うので、新築時より、価値が高くなるのです。そんな街であり続けるためのお手伝いができれば住宅屋として幸せです。東京も含め多くの成功者の方たちから熱い支持を受けるこの町は、みんなの財産です。


我々の仕事の行きつく先は、居心地がいい空間にあります。最近どうもインパクトや、奇をてらったものが多くなり、住宅は安っぽい箱になり、無機質です。温泉旅館はプライベートを重視した、離れで、ベットで寝て、レストランスペースでフランス料理だイタリアンだど落ち着きません。温泉旅館なんてところは、粋な女将と、気の利いた仲居さんが、部屋に贅沢な料理を運んでくれながら世間話をしてくれ、、ひとっプロ浴びて部屋に帰ると、ふかふかの布団が敷かれていて命の洗濯と思わせてくれるところです。風情が居心地であり、縁側のいすから窓越しに山河や、海、夕焼け、朝日など景色を見ることでいやされます。住まいも広さより、居心地です。住まいの打ち合わせで、物入れの量が主役になるような人はいい住まいはできません。家族それぞれの居場所が心地よくできれば最高です。子供の居場所、大人の居場所、男の居場所、女の居場所、・・・・・・・・・家具も、すわり心地、寝心地が優先されます。そんな中で好きなものに囲まれてれば、何よりです。



またまた古い理屈をこねます。最近、奥様方が自分の好きなことをビジネスと趣味半分半分でやってる人が多くなりました。皆、生活は豊かな人です。生活のためのパートや労働ではなく、派手なこと、楽しいこと、仲間とワイワイやれること・・・・・・それはとても素敵なことです。ただ、養う責任もなく、生活や企業資金は旦那に保証され、ダメならやめるというスタンスには首をひねります。やるからには死に物狂いで働き、喜ばれ、利益を上げ、税金を納めて、責任を果たしたことになります。事業計画を立て、責任を持ってやるのか仕事です。ましてや、母として妻としての責任も果たしてのことです。気楽で自由がある仕事などあるわけありません。そして常に勉強が付きまといます。いつも言うように、男性より、女性が優秀です。たくさんの人が本気で働くことには大賛成です。誰にも寄りかからず、自己責任の意識がある人が社会に出るべきです。輝く女性というのは、誰かに守られて優雅に余裕をもって好きなことをやってる人ではありません。そして宗教がかった販売組織にも違和感を覚えます。洗脳されることなく、自分のやってる仕事のいいところも欠点も冷静に見極めることが重要です。


人はつくづく気持ちだと思い知らされた今年のお盆です。先ほど、予定のプラン終了しました。お盆の間に6案のプランと打ち合わせ、出張や初盆やなにやで、張りつめていましたが、ほっとしたのか、体がだるく、死んだように、2時間ほど寝てしまいました。頭が重く、まだまだ寝れそうです。打ち合わせの変更案を作る作業に明日から入ります。体調を整えないと。すべて、精神力や、頑張ることで乗り越えてきたのですが、年齢がそれさえ阻むようです。でもこの4日ほど、プランの思考を極致に追い込むと、アイデアがすぐつぎつぎおりてくることを久しぶりに経験しました。若い時、訓練でよくやらされたものです。「精神力」これも消えつつある昭和の言葉です。
若い時は、この忙しい仕事をかたずけると、思い切って遊ぶぞと思って頑張りましたが、いまは自然と睡眠を欲します。悔しい。今夜は送り火くらいは娘に任さず、やるつもりです。お盆が終わります。今年は忙しい中、講習の合間に、靖国参拝したことで、お盆を実感しました。


昨日も事務所に帰ったのは、日付が変わるころでした。鹿島、佐世保、・・・・。今日はプラン作成後大宰府、鳥栖、で、夜はお客様に食事をごちそうになります。お盆、お盆明けはアポイントでいっぱいです。なぜ、日曜日が来るのだろう、お盆なんかあるのだろう、なぜ、夜になるのだろうと思うような働き方は、私の親父おふくろの世代までで、たくさん休むこと、労働時間を減らして、所得を多くすることを「良し」とする風潮が、日本人を、ダメにしたように思います。働く喜び、人の役に立つ喜びが忘れ去られ、欧米の働く価値観を真似ることにとても違和感感じます。ご入居者も含め、多くの人に毎日お会いすることで、何かを学んでいます。平田が言うところの、「人と人があって話すと、時々すごい化学反応みたいなものが起こり、エネルギー発生する。」ということです。今に感謝しながら、納得いくまで、動き回ります。

仕事ではもちろん考えることが多くて、以前にも書きましたが寝ててもプラン書いてます。スケジュールを何度も練り直し、平田と分散です。アポイントで黒板はいっぱいです。今日は平田が数件の打ち合わせ後、佐世保です。私はプラン、工事の段取りです。お盆の対馬への墓参り、東京の叔父の初盆、講習会、孫のこと、子供のこと、税務署、お中元、作品集、人材探し、・・・・・・。それでも、前向きに考えるべきものばかりですし、一つずつ考えた結果を検証できるわけですから幸せです。お盆が近づくと、祖父母、親父おふくろに、孫と会わせてやりたくなります。これだけは考えてもどうにもならず、「はかないなあ。」と思います。ただ私の頭に出る両親の映像や言葉は、満面の笑みで、しっかり抱きしめ、「いい子だねー。かわいくてたまらんねー。」と言ってます。私の子供たちの時の映像が孫に変わるのです。働き者の両親の、血は、私の子どもたちにも確実に受け継がれてます。特に娘の考え、価値観、感性は私とそっくりです。上手生き方より、自分が納得する生き方を続けるといってます。


安倍さんのピンチです。いろんな問題で追及されていますが、その中に入り弁明したり、記憶にない、記録がないなどといったってしょうがないんじゃないですか。追及する方が大した力も知恵もなくうるさいだけの集団ですから、前を向いてやるべき新しい課題に果敢に取り組むしかないと思いますが。ミサイルを撃ち続ける北朝鮮に「抗議する。」だの、「制裁」だの言ってても始まりません。行って、新しい関係の提案をするべきでしょうし、誰かが世界が緊張して見守る中、あいての懐に行ってさしで話すべきでしょう。いままだその辺の腹が据わってない甘ちゃん政治家たちとは違う能力と権力と数、地位があるのですから命懸けでやるべきでしょう。それをやれば、憲法改正なんか簡単にできるでしょうに。世界の政治家のリーダーになれるかもしれません。これまでの生ぬるい中で家庭騒動をやってる時代ではありません。命を懸けて本物の政治家の力を今見せないと。

この七月は多くの仕事のご相談、ご依頼、ご紹介を電話でいただきます。本当にありがたく、なおさらのこと雑にならず、動きを増やすことで、対応したいと思っています。プランのスピードもますます上がります。その中で、ワッセナーのリニューアルU邸が今日ご契約いただきます。それにももちのS邸マンションの現説も今日行います。朝一番で鳥栖のM邸に行ってきました。外壁下塗り、タイルも一部張ってました。昨日香椎U邸のデッキ工事が終え、最高の夏空間です。ワッセナーS邸も無事引き渡し、ここも夏を楽しむタイルデッキが庇とともに、ご入居を待ちわびてます。いい仕事を依頼いただき、完成させ、喜んでいただくことで、また次の仕事の依頼が来るという理想の循環です。


鹿島のデザイン、プランに集中しています。夢の中や、ふろの中、車運転中、電車の中、食事中など、鉛筆と紙がなくても、頭の中で、つい考えてしまいます。、不意にこうすればいいというアイデアが下りてきます。すぐ事務所で、鉛筆を握って検証すると、ばっちりです。最近、いつでもどこでも、デザインを考えてたら、降りてくるようになりました。夜、寝てるような寝てないような・・・・確かに寝てるのです。朝起きると、プランができてることもあるんです。自分でも驚きます。鉛筆と、マーカーで、清書して、オーナーと打ち合わせです。考えたこと迷ったこと、こうなった経緯、別の考え方、悩み苦しんだすべてをお話しします。30数年の中で、今が一番アイデアが降ってきてる気がします。

