銀行の罪

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わたしの母は対馬で食料品、惣菜の店をしてました。親父は船乗りです。対馬にしろ、地方では小売業や商店街は郊外の大型店舗に客を奪われ、都会の資本に飲み込まれて町は壊滅状態です。銀行の経済理論が全国一律に波及してから、金は貯蓄し、必要なときは融資を受けるという、銀行ありきの考え方が地方の商いを駄目にしたと思います。経済の専門家は都会ビジネスの専門家でしかないのです。、地方商店街はそこの人たちが作った独自の商売哲学を尊重すべきで、スーツを着た銀行員の好きにさせたことが間違いです。地方に銀行などいらないといってもいいでしょう。おふくろや、叔父が元気なころよくこんな話を聞かされました。わたしのような事務所にも、「取引銀行」を明記させられたり、聞かれたりしますが、「ありません。」と答えます。銀行に貯蓄も融資もありません。付き合う気もありません。多くの人を不幸にし、自分たちと特定の人が潤うシステムを、国とのコラボで上手に作った組織です。悪徳商人越後屋と悪代官は今も暗闇で、「おぬしも悪よのう。」「いえいえお代官様ほどでも。」とやってるようです。

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