20年近く前の作品である嬉野M邸のリニューアルの提案を何回か行い、見積もりに入りました。築10年の北九州I邸は図面見積もりができました。、うれしい仕事です。年齢とともにライフスタイルが変化し、自分の作品にもう一度手を入れさせていただけることは、住宅屋としてとても意義あることです。今、どこも誰も、そんなことに価値観を持って住宅を作ってないと思います。誇れる仕事です。今作らせていただいてる家も、将来こんな依頼が来るように、本音で作らなければと考えてます。もうかなりおじいちゃんになってますが・・・・。
嬉野の塩田町は長崎街道の町並みを残し、行政が厳しく増改築の指導をやってるようです。ただ町並みを残すことだけを考えると、記念館になりますから、現代の快適な生活の中でそれをやらないと、レベルが高いとは言えません。美しい街並みに触れると、今こそ、商売優先のばらばらな住宅の集合ではなく、学んだ人が心ある小さいコミュニティーを作り、人と人がより近づく、誇れる町を作るべきだと痛感します。