私の周りに、運命論者が何人かいます。人の行く末は運命として決まっていて、けがも、病気も、失敗も成功も、「そうなる運命なのだから仕方がない。」で片づける人です。大体、運命論者は、冷めて、生きてるように感じます。よく言うとジタバタしてない。悪く言うと、あきらめの境地。もっと言うと、努力したくない言い訳。わたしなんか往生際が悪いのか、人生のまとめの時期に入った今も、若い時と変わらず、「何とかしなければ。」と動き回ってます。まだまだやりたいこと、やってないことだらけで、焦ります。「日々の精進」で前に進み、成長すると信じてます。運命論者は言葉でわかります。「俺には金がない。」「いい仕事がない。」「自分は頭が悪い」「体が弱い」・・・・・・・できない理由が運命のごとき言い方をしています。考えて動けば解決できるはずです。もし運命があるとしても、それと闘うことも人生です。落ち着けず最後の最後まで戦うこと、それもまた良し。親父や、おふくろの苦労して、頑張った人生を振り返ると、口が裂けても、人の行く末は全て運命で片づけられるわけがありません。