年末年始

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我々は29日まで動きます。30日掃除です。1月は5日からスタートしますが、メールや、ブログがあるので事務所には顔を出します。今年も毎月毎月、張り詰めた状況の中で動き回りました。一年で、31,1日2日だけ緊張の糸を緩めることができます。おふくろから教わった商売の考え方は、人の役に立つ仕事は自分が動けるだけのわずかな休みでいい。自分が食べれるだけのわずかな利益でいい。それを続けることが商売で、金を貯めることとは違うと教えられました。お客さんに喜んでもらうため仕入れにはずいぶん気を使ってました。離島の小さな村で初めて、生肉やデコレーションアイス、グラタンなど売り始めました。小さな食料品店と、仕出し屋です。おふくろが作る仕出し弁当はおいしくて安くて町中評判でした。どんな弁当にするか4,5日前からメニューを考え、仕入をかんがえ・・・・・・・。でもおふくろの目は爛々と輝いてました。31日はいつも夜9時なのに、7時に店を閉め、棚卸です。12時近くまでかかり、年越しそばを食べ、おふくろはそれからおせち造りでした。それも頼まれて、10軒分ほどです。徹夜で朝手渡しして、やっと家族の朝食でした。正月もお客の世話や、家のことで働き続けたおふくろでしたが今考えると、笑いながらこなしていたことに驚きます。時代が違うとはいえ、のんびりしている今が幸せとは思えないのは私だけでしょうか?便利な分人の魅力が半減してます。若い人の笑顔より、年寄りの笑顔にみせられるのは、醸し出す量が違うように思います。おふくろと孫がいてくれる今が幸せ時間だと感謝しながらもう少し頑張ります。

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