違うんじゃないの,コンプライアンス

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家の者が手術で、説明を聞きに行った時のことです。主治医の先生と、執刀医の先生が現在の状況や、手術内容を話し始め、事あるごとに、別の臓器を傷つけるかもしれない、出血がひどいかもしれない、麻酔がうまくいかないかもしれない、合併症を起こすかもしれない、ほかの臓器と癒着してるかもしれない、うまく取れない場合や見えない場合、開腹するかもしれない、いろんなことを想定して対処しますがそれでもなにがおこるかわかりません。淡々と長時間話されます。・・・・・・・・病院のコンプライアンスなんでしょうが、あまり気持ちのいい説明ではなく、聞いた後いろんな書類にサインです。手術台に上る本人は、三度目で、慣れてるからいいのですが、本来、元気になるため全力を尽くします。がんばりましょう。といってもらい笑顔で手術室に入りたいと思うのですが・・・・・。患者は信頼するしかありませんし、そうだからこそ手術をお任せするのですから。家の者は無事終わりました。ドクターというのはすごく責任のある仕事です。我々とは比べ物になりませんが「頑張りますが、雨が漏るかもしれません。それで木材が腐るかもしれません。ひびが入るかもしれません。底冷えするかもしれません。地盤が悪く傾く可能性もあります。シロアリが着かないとは言えません。家シロアリだと手の施しようがありません。・・・・・・・契約お願いします。」これで家を気持ちよく建てるでしょうか?コンプライアンスはお客様を守るのではなく、自分を、自分の組織を守るものになると、ぎすぎすした世の中になります。信頼しあい任せる、信じあう仕事でありたいと思います。

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