最近、レコードがまた復活しているようです。CDの売り上げは落ち、今や形のないパソコンで音楽は聞くものらしいです。しかし、音の柔らかさや自分の好きな音楽を形として所有し、ジャケットも魅力だったレコードが見直されているようでうれしくなります。アナログからデジタルへ世の中がシフトしていく様を苦々しい気持ちで見てきたアナログ人間の私にすれば、うれしいニュースです。LPレコードを買う時のわくわく感、それをステレオで聞く贅沢感・・・・・・友人との話題の中心で、みんな集まり聞いてました。アナログは人を引き寄せ、デジタルは一人の世界という印象です。
デジタルカメラも売り上げがかなり落ち込み、フィルムが見直されているという情報も、わたしを勇気づけてくれます。我我の完成写真も、ポジで撮ったものと、最近の、デジタルで撮ったものでは、重みが違います。デジカメのわざとらしい出来栄えや作為的な出来栄えに、文化が見えません。一回のシャッターに込める想いとか、消せない緊張感とか・・・・・何より、アルバムに整理して時々開く写真と、データとしてパソコンにいれてるだけの写真・・・・・・・、やっとみんなが気づいてきたかと、うれしくなります。
人は暮してます。機械や品物そのものではなく、それを通して人にどんな会話が生まれ、どんな行動になり、何が生まれるかが大事です。