2017年8月21日の記事

居心地

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我々の仕事の行きつく先は、居心地がいい空間にあります。最近どうもインパクトや、奇をてらったものが多くなり、住宅は安っぽい箱になり、無機質です。温泉旅館はプライベートを重視した、離れで、ベットで寝て、レストランスペースでフランス料理だイタリアンだど落ち着きません。温泉旅館なんてところは、粋な女将と、気の利いた仲居さんが、部屋に贅沢な料理を運んでくれながら世間話をしてくれ、、ひとっプロ浴びて部屋に帰ると、ふかふかの布団が敷かれていて命の洗濯と思わせてくれるところです。風情が居心地であり、縁側のいすから窓越しに山河や、海、夕焼け、朝日など景色を見ることでいやされます。住まいも広さより、居心地です。住まいの打ち合わせで、物入れの量が主役になるような人はいい住まいはできません。家族それぞれの居場所が心地よくできれば最高です。子供の居場所、大人の居場所、男の居場所、女の居場所、・・・・・・・・・家具も、すわり心地、寝心地が優先されます。そんな中で好きなものに囲まれてれば、何よりです。