お袋の妹である、私のおばが対馬から着ました。85歳です。お袋もおばも、死に物狂いで働いた人生です。アマダイの干物、わかめ、かじめ、トンちゃん、・・・・冷凍された大量のお土産と、私の娘にあげたいというアクセサリーを持ってニコニコしながら来ました。仏壇に手を合わせ、何度も何度も、「みんな体に気をつけんね。モトフミ、やせないかんよ。」という言葉で娘の家に帰っていきました。おばの時代は貧しいものみんなで、働いて、助け合って、生きてきたのでしょう。おばの言葉の端々に、考えさせられることがあります。「汗水ながさんで、金儲けする時代やねー。金儲けは悪いことではないけぢ、それが一番になるとようないねー。」「人の一生の財産は人よ。金じゃない。」おばは自分の周りにいる人を必死で守りながら働き続けています。私の商売の師匠の一人でもあります。