住宅ローンなどだけでたまに銀行と付き合いますが相変わらず、恥ずかしい仕事っぷりです。根本が人の金集めて、商売するのですから勘違いするのでしょう。自分たちのルールの中で、自分たちだけリスクがない方法を押し付けてきます。われわれはプラン、確認申請までの仕事を、お金をいただけないリスクをしょっておこないます。自分たちは動かず、お客様やわれわれは何度も銀行に行かねばなりません。彼らはどこにやりがい生きがいを見つけ、仕事をしているのかわかりません。いろいろな矛盾やおかしな決まりが業者の犠牲の上に成り立っていることすらわかってないのでそこを指摘すると「なるほど知りませんでした。いわれていることはそのとおりですが、そういう決まりなんでどうにもなりません。」そんな言葉を吐く仕事が男一生の仕事でもないし、子供に堂々と接することなどできないでしょう。
秋晴れと季節感の薄れ
スポーツの秋
ラグビーは日本が三連勝で盛り上がり、いまや野球やサッカーより大騒ぎです。世界陸上に、バレーボール、スケート、クライマックスシリーズ、日本シリーズ、海の向こうではワイルドカードゲーム、ワールドシリーズ、・・・・スポーツ目白押しです。来年東京オリンピックということもあり、盛り上がります。そんな中で、金やんが旅立ったニュースが流れ、昭和の野球小僧は寂しく感じます。一時期、個性を持ったスーパースターより平均的選手の集団を作る時代がありました。ファンはただ勝てば満足かというとそうでもなく、いつの時代も、スーパースターをを待ち続け、レベル高い、勝負を見たいと願ってます。長嶋にはいつまでも元気でいてほしい。
月末
9月も終わりです。月末はいつも工程、支払い、部材発注など似合わない仕事で、やや憂鬱です。この前正月だったように思いますが、10月です。あと3ヶ月インフルエンザの予防接種を打ってがんばります。これからの3ヶ月で、来年が占えます。独立して、10年が過ぎても相変わらず作品意欲ばかり強くて、儲けることができません。経営者失格です。しかし今までにない面白い依頼や、外国の方の家作りなど、楽しさだけはどこにも負けず、がんばります。ある意味変な会社です。
こだわりと大きな視野
アメリカンハウスを作り続けて約33年。いろいろな意味で勉強させていただき、リニューアルも含めほぼ450棟ほどの作品ができました。本物志向、手作り思考、自然素材思考、そしてなおかつ美しい家がテーマでこだわってきました。こだわりのおかげで、いいご入居者とも数多く知り合いました。この仕事実績で、輸入住宅以外の店舗やクリニック,コンクリート住宅などの依頼も徐々に増えています。自分たちのこだわりも大事にしながらも、オーナーのこだわりを理解し、大きな視野に立って、構造や、マテリアルも勉強しながら、建物をデザインする時期だと感じてます。すべてが輸入住宅、ツーバイフォーでなければという時代は過ぎました。いつまでも勉強です。オーナーの小さな要望まで、期待にこたえる努力がわれわれに力をつけてくれます。損せぬように、クレームにならないようにという姿勢は物売りがやることで、クリエイティブな仕事は常に前向きであるべきです。
税務署、役人、銀行、大企業・・・消費税。
消費税について我々住宅を作るものにとっていろいろな情報が錯綜し、よくわかりません。国税の相談窓口では埒が明かず、税務署も条文のままの役人文章を呼んでこれしかいえません。という答えです。挙句テクニックで同じものを同じ時期に作っても8パーセントになったり10パーセントになったりするようです。税務署も銀行も、役所も家作りそのものがわかってないので、自分たちに都合のいい決まりだけ作るので、整合性がなく、矛盾だらけです。すべてわれわれ業者の我慢の上に成り立ちます。こんなところで働くこと、こんな決まりで働くことを恥ずかしいと思わないのですから、この国は品位が下がり続けてます。テレビ局も店で食べるアイスと、持ち帰るアイスのパーセンテージの差は放送しても、8パーセントで建てた建売や、マンションが10パーセントで売りに出されることはどうかということは放送しません。知識がないことと視聴率だけしか考えてないからです。引渡しが9月末までということですが引渡しの定義があいまいです。建築のど素人が何を決めてもまともなものはできません。あるいは税務署、役人、銀行、ゼネコンだけが儲ける手段としての消費税アップかも知りません。 悲しい国です。