2014年2月10日の記事

違う世界

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デザイン設計という仕事は、幅広い視野を持って人と会い、考え、教えられ知識をつけていきます。旅をしたり、食事に行ったり、本を読んだり、映画を見たり、何よりお客様と話すことで幅広く世の中が見える職業です。その中で九大病院というとてつもないでかい医療の器の中に入り、非日常の世界を興味深くきょろきょろしながら見ています。「病気」と闘うとてつもなくでかい基地にはすべてのものがそろっていて、困ることはないどころか快適でさえあります。あわただしく動くスタッフと、点滴を引きずりながらゆっくり進む患者、コンビニやレストラン、ティールームは、ショッピングモールさながらです。病気と闘う町ができてると感じます。いろんな目的でいろんな人が行きかう広く長い廊下はもはや、アヴェニューです。

建築の法規は「主要用途」を明示するようになってます。この建物はいくつもの主要用途が重なり、どう処理されてるのだろうか?誰を、何を対象に、形や空間や色を決めたのだろうか?こう考えると住まいという空間は唯一オンリーワンの建築物だと今更ながら再確認しました。もっと個性的で、もっとわがままに、もっと面白く・・・・、条件は美しく作り、長く人々に愛され街並みに寄与するものでなければと強く思います。

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