2020年6月8日の記事

家を造るは物語、家を買うは損徳

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われわれはじっくり、オーナーと打ち合わせ、現場では職人さんも含め多くの人たちで家を造っていきます。オーナーはその過程で喜怒哀楽があり、迷い、いろんなことがおこり、とても楽しい物語が生まれます。出来上がる喜びより、物語が終わることに寂しさを感じてしまわれる方が多いかもしれません。一軒ずつに物語がある家作りができてることに感謝します。マンションや建売、規格住宅など家を売り買いするということは家そのものが作られた商品です。ものの売り買いの多くは、オーナーにとって一番楽しい造る過程がなく、得した、損した、いい買い物をした、間違えたというように、文化的ではありません。何より物語がある家は大事にされます。家は買うものではなく、造るものです。