2025年2月21日の記事

 親戚連中

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 年が近い親戚連中と時々会います。いいおっさんが昔の名残で「もと坊」「ミー坊」「ひろ坊」と呼び合います。『幹文にいちゃん」と呼ぶ年下の連中には私は呼び捨てです。叔母二人はもう90前後ですが「もとふみ」と満面の笑みで顔をさすり歓迎してくれます。だれが何の仕事だろうと、昔にタイムスリップです。兄弟がいない私はいとこが遊び相手でした。もうみんなどこが痛い、ここが痛いでシップやサロンパスのお世話になってるようです。大名で歯医者してるやつ、岡山で備前焼きをやってるやつ、六本松で書道教室やってるやつ、対馬で家を継いでるやつ、漁協で養殖の仕事。保育園。皆、第一線からは退いているようです。今は私らの子供たちの時代です。その子供たち同士は疎遠になり徐々に親戚の形態も変わりゆきます。こどものころ爺さん主導で夏休みに親戚全員集合の海水浴が行われてました。総勢50人くらいでそれは楽しいものでした。こういう行事で一族の親睦を図り、よそから嫁にきた若奥さんもみんなと仲良くなります。いまは結婚式、葬式、法事・・・・・どんどん簡素化されて、親戚ではなく、家族単位です。もう大きいいとこの子供すら私は名前も顔も分かりません。これからの人はどこにタイムスリップして老後を過ごすのでしょう。