最近昭和を懐かしむ傾向があるようです。我々にとってはうれしいことです。一言で言うと、人が魅力的でした。個性的でした。長嶋、王、相撲の大鵬、役者では裕次郎、かつ新、高倉健、松田優作など東映、日活の映画スター、美空ひばり、サブちゃん、百恵ちゃん、陽水、拓郎、中島みゆき、サザン、ユーミン、・・・談志、角栄,慎太郎、・・・さんま、たけし、まだまだ一線で活躍中です。スターが大勢いて夢が見れました。いい時代を生きました。昭和は働いた時代です。元気が見えた時代です。今は私にとって生きずらい時代です。なぜか窮屈です。でも働き続けます。理不尽に怒りながらも成長すべく頑張ります。
休むことが苦手です。仕事は速く終わらせることを、良しとします。期日までにやればいいという考えはありません。先延ばしにして、のんびりしたり、遊んだりはもってのほかです。仕事をいい結果や成果で終わってこそ、休みや、旅行や、食事などが楽しくできます。休みの日を決めることも苦手です。われわれのような仕事は気持ちいい成果の後、休みです。親父やお袋が「やすむとからだがきついねー。」とよく言ってました。働き癖と、休み癖があるそうです。なんでも先延ばしにする人は、いい仕事はできないと爺さんも言ってました。朝早くから夜9時半まで店を休まずやってたおふくろは、食事の跡片付けさえ、伸ばしたことはありませんでした。爺さんばあさんの介護も含め当たり前のように働き続けたおふくろを尊敬していました。甘えたことが多い最近の風潮を呆れ顔で見ています。やれるまで働き続けることが、親の教えです。
10日の入院で病院食とリハビリのせいでしょうか5,6キロ体重が減りました。もとが大きいので見栄えはあまり変わらないようです。ズボンがゆるくなって実感しています。昨夜の雨は驚くほどでした。家の土砂崩れの心配して多くの電話をいただきました。お中元もいつもながらおいしく珍しいものを贈っていただきます。もう感謝しかありません。梅雨が明けると北海道や東京、水巻や、佐世保など出張が多くなります。体調を整え頑張ります。
足がだるく、歩くのがつらい状態です。高血圧、肝炎、皮膚のアレルギー、糖尿予備軍、肺気腫、不眠・・・いろんな病気をひとつの病院で入院して検査しながら治す方法を探ります。専門医だけでなくトータルで物事を解決するようです。プランなど仕事ができる用意をして、じっくり作品を書くつもりです。みんなに迷惑かけますが今がいい時期だと思います。できるだけメンテをしてまた頑張るつもりです。まだまだリタイヤできませんし、する気もありません。
大谷のことです。メジャーという荒くれ物の中でトップの成績をあげています。そしていまも楽しんでまじめに進化を続けています。「この人何なんだろう」とみんなが思っています。メジャー、アメリカに染まることなく、日本人のしつけ、感覚、姿を守ったまま頂点に立ってるのです。うれしいばかりです。妙な格好もせずきちんとしてます。私は仕事を休めばどんな優れた人もよしとはしません。休むことが多いとどんな優れたアスリートも魅力的ではなくなります。二刀流で休まない彼の姿は勤勉な日本人です。大谷はすべてが理想です。われわれの親たちが望んでいた子育てはさわやかな人になりなさいということかもしれません。最近若造のコメンテーターがみょうな格好や髪型で現れますが、似合わないやつらが「まね」してるだけです。落合、古市、安部など気持ち悪く馬鹿が移ります。去れ。
私ごときがえらそうに言えることではないのですが、作家は大病の後文章がやさしく変わり、歌を作る人たちは忙しさから離れるとゆったりした音楽に変わるといわれる。世に頻繁に出て勢いがあるときとは明らかに違うらしい。住まいを作るわれわれはどうなんでしょう。たくさん売れた経験もないのですが、老いを感じてからよりまとまりに気を使うようになりました。暴れ気味だった若いころの作品の勢いは感じられずおとなしくよりきれいな形にこだわります。お客様の年齢も上がったからかもしれません。ただただ一生懸命がんばることは変わりありません。暴れることなく存在感があるきれいな建物が今後のテーマです。
われわれの家作りについては工務店にとって注文も多く、変更も多く、デザインを大切にするので大変だと思います。『ただし、監督はすべて現場は把握する責任があります。オーナーはもちろん職人もわれわれデザイン屋も喜んで工程はすすんでいるか?、責任感の塊であるべきです。『私は打ち合わせに参加してないのでわからないだの、まずいところを指摘すると見ることしかできないとか、できません』という言葉で希望をシャットアウトする監督はサラリーマンでしカありません。できる方法を示せなければプロではありません。謙虚で、みんなと話し合いを持ち、連絡を怠らず、動きが早い人がプロであり、なによりおーなーからの「ありがとう」の言葉を大事にします。それが聞こえない監督はオーナーではなく自分自身に欠陥があります。幸いわれわれは監督に恵まれています。
S物産からの仕事依頼で旭川に行ってきました。工務店に挨拶、担当者たちと打ち合わせ、夜は大勢での食事に招待いただきました。次の日、役所との打ち合わせを終えて新千歳に向かい、ピーチで帰りました。もちろん格安航空会社ですからサービスなど望んでもいませんが、客室乗務員がひどいおねえちゃん二人で3時間近くへらへら笑いながらずっとしゃべり続け、『あんたらが旅行客かい。』といいたくなり、周りの人も『ひどいスチュアーデスですね。」といってました。しつけや教育を受けてないので仕方ないですが、イラつかせる行動はやめてほしいものです。荷物棚の整理もできず、トイレのチェックもしません。福岡空港到着も『新千歳空港に到着しました。』という始末です。経費節減ならこんな遊ぶおねえちゃんいらないでしょう。
役人が理不尽で矛盾した決め事を押し付け、こまったことばかりなので、市会議員に相談しました。福祉のジャンルに力を入れてるらしいのですが、まったく無能、無知識でがっかりです。勉強しようともせず、逃げるばかりです。こんな人たちに税金渡して遊ばせてていいのか疑問です。役人と議員がつるんで自分らの社会を作り、税金をすき放題やってる子や、必要ない条令を議員が作り、役人がその担当をして「めでたし、めでたし」。やってられません。自分らで現場で本来の検査はせず、100数十枚のメジャーを当てた写真を出せとか、ふざけてます。建築家の仕事ではありません。
福岡市役所でまたバトルです。絶対おかしな街づくり条例を押し付けてきます。都合が悪いことは黙って答えない常とう手段です。建築家として許しがたい対応に切れました。ひどい人たちです。ただ何もいうことがないような立派な完成でないということがいえないと思い、書類も検査写真もなにもなく完璧に終わりました。それでいいわけではなく、間違いは正してもらわないと。こんな人種は議員や、上司の言いなりで、主義主張がありません。だとしたら北朝鮮や、ロシアでも不自由なく生きていけるでしょう。梅雨に入り現場の予定が立ちにくくなります。それだけに、細かく工程をこなしていく努力をします。6月は北海道と、東京出張です。