建築現場での打合せが多いこの仕事は、アクシデントがつきものです。
朝ちょっとおしゃれして出社し、今日は展示場での打合せだけだから‥‥と思っていても急に現場から呼び出され足場やハシゴを登るのは日常茶飯事です。 若い頃はあわててヒールのまま跳んで行き、乾いてないコンクリートの上や芝生を歩いて穴ボコだらけにして大目玉をくらったこともありました。 奮発して買った皮のジャケットを着てお客様と話に夢中になっていたら、しっかり白いペンキが背中について奇声をあげてしまったこともありました。 黒の皮にまるで『赤影』の刀のように斜めにラインが入りおじゃんです!
まだ20代の頃、棟が上がった現場の中でスタッド(柱)に手をかけて移動してたらスタッドに打ってある釘に指輪が引っかかり、指が切れんばかりに楕円に変形し、豚足のように腫れ上がりました。 紫に変色した指からは出血もし、指輪を抜こうとして石鹸をつけても楕円は豚足を通りません。 泣く泣くアクセサリー店に行き専用のペンチで切ってもらいました。
いつもそうですがちょっとおしゃれをすると何か起こります。 大ぶりのネックレスをした時には『おっ!亀田大樹!いや、織田無道!』と言われ、思わずパンチが出そうになりました。やはり現場では作業服にシューズが最適のようです。