2015年6月16日の記事

アメリカと日本

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アメリカを訪れるたびに感じることがあります。ビジネスにおいて、お客様が神様て、提供する側がへりくだるのが日本。アメリカは契約に基づき平等です。日本はみんなが同じサービスを受けることが平等という感覚ですが、アメリカはサービスを受けるにはお金がかかり、多くのお金を払った人がより多くのサービスを受けることが平等という感覚です。

チップ制という文化もあり、飲食店では翻訳ドラマ風にいうと「ヘイ、楽しんでるかい、うちの料理はどうだ。」「この肉最高だ。うまいよ。」「そりゃよかった。肉もいいけどシーフードもおすすめだぞ。」「じゃあサーモンをもらおうか。ポテトたっぷりのせといてくれよ。」「わかったよ。ゆっくり楽しんで。」従業員と、お客様の会話です。日本ではこの従業員の口のきき方は一昔前では首です。アメリカではお客さんを楽しませることで、次も指名が来たり、チップも弾んでもらえますから、どれだけフレンドリーになるか、楽しんでもらうかが大事なようです。従業員の報酬は一律ではなく、人気の人は多くの報酬を得るのが当然という考えです。

日本は一律報酬が多く、楽しませるより、怒らせないように、文句を言われないように一歩引いてが接客の基本です。したがって「私は客よ。客の言うこと聞きなさい」と上から目線でわがままいう人もいます。悲しい文化です。ファーストフードやファミレスなど子供も、お年寄りも同じ言葉で接客マニュアルが作られ訓練されてることにはがっかりです。

お客さんはマナーと感謝、提供側はその道のプロとして、楽しんでいただくということで、お互い平等であるべきです。お互いを思いやること、それが成熟した社会だと思います。

アメリカスナップ

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