昨夜東京のIご夫妻と終日打ち合わせの後、夜もつ鍋を食べに、やま中に行きました。早い時間のウイークデーのせいか、珍しくすいてました。相変わらず、あっさりした味で、I様ご夫妻も、満足していただいたようです。因みに私は、味噌より、しょうゆ派です。博多の、旨いものの定義は、しっかり量があって、安くて、早くて、座席がゆったりしていることだと思います。東京の人は、イカの活き造りを喜びますが、対馬出身の私としては、死後硬直が始まりうまくないと思います。魚もそうです。パフォーマンスとしての要素が強い料理です。
ノーベル賞受賞は大変喜ばしいことです。我々も少なからず、照明計画はLEDが主流になりつつあります。モダンを基調のインテリアばかりではなく、エレガントなシャンデリアなどまだ電球がそろってないものも多数あります。数年前、LEDを大手家電メーカーがやる前に、電気代が安くなるというふれこみで、韓国、中国に作らせ、高値で売り、ひと儲けをたくらんだ輩が数多くいました。病院など高く買わされたところもあったと聞きます。わたしがLEDという言葉と、ものを同時に理解して、目を奪われたのは、東京六本木のケヤキ坂の電飾だったように思います。電気に疎い私でも、近未来の光を感じたのを覚えてます。ただ光、明かりをデザインの観点からだけ見ると、白熱の電球が放つアナログ的な暖かい光は、LEDが普及すればするほど、貴重なものになるはずです。どちらの特長も生かしつつ、夜の家は窓からの黄色い光が何よりのデザインだと思います。蛍光灯の白い光はオフィスのあかりであり、住まいにはふさわしくないと思いますが……。
この言葉をよく聞く年になりました。自分でもそう思います。腹が立つことはなく、むしろ、褒め言葉にさえ感じます。時代遅れという言葉の多くは「効率」の悪さを指摘していることが多いようです。キャドで書く図面は「訂正が簡単で、保管、管理がやりやすい。自動的に見積もりもできて効率よく仕事ができる。」わたしは鉛筆をなめなめ図面を作り、消しゴムで何度も書き直し、マーカーや色鉛筆で色を付け、「まあ素敵」という声を聴くための作業です。打ち合わせで訂正があればもう一度初めから考えるチャンスが与えられたわけですからよりよい提案をもう一度作り提案できるわけです。見積もりも機械に任せず、自分で数量をひらい、単価を交渉することで、紙面での家づくりが一度できるわけですから、職人への指示も的確です。わたしのやり方はもうかなりの時代遅れだと思います。この時代遅れがいいという変わり者のオーナーさんと、じっくり家づくりすることが何より楽しいのです。体が空間を覚え、鉛筆の先が何をやりたいか語るこの時代遅れのやり方が、わたしの武器です。PCがない時代と、ある時代・・・・・建物も変わり始めてます。
台風の中、東京出張から無事帰ってきました。羽田で5時間の待ち。ぶらついたり、マッサージ機にかかったり、食事したり・・・・・・・がらんとした羽田は不気味です。前夜は東京のIご夫妻との打ち合わせで、現在のお住まいを隅々まで見せていただき、奥様の趣味であるハワイアンキルトに驚きました。色柄がきれいで今回のインテリアの主役になりそうです。15日前後事務所に来ていただき、輸入部材の打ち合わせをする予定です。夜、息子と会って平田と三人で中華に行きました。隣のテーブルは藤井隆。食べ過ぎました。ここのところ息子に世話になりっぱなしです。
平田が東京で食べたいもの第一位。今半のすき焼き・・・・・・・・・羽田の売店で弁当を見つけ、買いました。不満そうな、うれしそうな複雑な顔で完食してました。
ジムに行ったり、大濠公園を歩いたり、仕事の合間を見て少しですが続けてます。心地よい疲れで、体調は以前よりよくなりました。若い時激しい運動をやってたので体を動かすことはすきなのですが、どうしても性格なのか、勝負をしたがるからか、継続運動より、瞬発運動が好きです。体重を落とすのは継続運動がいいのですが、飽きてしまいます。わたしが腹筋をしている姿を見て、平田曰く「体系のわりにできますねー。でも、水族館のアザラシの曲芸にも見えますよ。」運動の後風呂につかり、さっぱりして、食べる晩御飯はとてもうまい。汗びっしょりで自転車をしこたま漕いで、やっと100カロリー消費して1300カロリーを、「うまい。」と言いながら食ってるわけですから痩せるわけありません。平田と一緒のときは自転車こいだりしながら息が上がった会話は、「夜何食べるや?」「天ぷらひらお行きますか?」「そりゃいかんやろ。」「やっぱ、定食屋のふるさとですかね。」「そやな。」「社長、酢の物や野菜がいいですよ。」「あそこはサバの煮つけがうまいし、卵入り味噌汁もつけよう。」「えー・・・・・・」あとの食事を楽しみに頑張ってます。
そうかと思えば、「俺これでウエストくびれるかも。」「ガッハハハハ、そんなことあるわけないですよ。大きなサイズの店以外で洋服買えるようになればいいですね。」「お前も男もんじゃない服が入るようになれよ。」・・・・・・・・・・・・・・・・
9月忙しさにかまけて、おふくろのところに一度しか行っていなかったので、病院を覗きました。ほとんど見えづ、小さい声で返事だけの言葉、遠くを見てるような表情、行くたびによくなるはずもなく、衰える姿を見るばかりしかできません。仕事で、高齢者住宅を作っている私が、自分の母になにもしてやれないジレンマ。男はいくつになっても、マザコンです。働きづくめの母に、まじめに働くことを教えられ、一人では生きられないことを教えられ、金のために生きるな。人のために生きろと教えられました。手を握っても、頭を撫でても、今は眠ってます。笑う顔だけでももう一度見たいのですが、そんなこともかないません。もうすぐひ孫ができることも理解できません。さみしいばかりです。若いころ、元気なころ、朝早くから夜遅くまで笑顔で働いてたおふくろを尊敬しています。気持ちは「母ちゃんー」と言いながら学校から走ってかえってたころと何も変わってないのですが、、、、・因みに九月七日はおふくろの85歳の誕生日で、施設でケーキをもらってお祝いしてもらったそうです。娘が同席してくれてました。
最近は現場が観光地です。湯布院、ハウステンボス、熊本・・・・・少し時間の余裕があると、亀の井や玉の湯に足を踏み入れ、雰囲気だけでも楽しみます。毎年、紅葉の時期は最高です。ハウステンボスも中には入らず、ワッセナーを散歩して、オークラで食事をして帰ります。昨日は偶然にもご入居者のB様と、お会いしました。どうもこうして遠方まで走り回ることが性に合ってるようです。小心者のせいか、連休を取ってどこかに行くより、働きながらその合間を縫ってリフレッシュしています。残念なことは、先日金鱗湖や亀の井を散策している時、中国人の団体がマナーが欠落した行動で、不快な気分になりました。日本人なら、一声注意するのですが、彼らは理解できないでしょうから、立ち去りました。仕事も遊びも、子育ても、勉強も、旅行も、金に任せた行動は貧相で哀れに見えます。花鳥風月がわからない人はゲーム機で遊ぶことを勧めます。
私の周りで、スポーツクラブに通ってる人が増えました。娘が仕事帰り毎日行ってるようで,かなり痩せました。業者のY氏は「食事制限ではなく、体動かして筋力をつけ焦らずダイエットしたらどうですか。」と忠告。何より、同年のご入居者、東京のM様から、「今スポーツクラブで走ってます。腹筋の割れた爺さんを目指します。」というメールで火が付き、福岡県がやってるアクシオンというクラブを仕事帰り、平田と覗いてみました。チケットを買い、説明を受け、まず体をほぐす運動です。それだけで、「うううーーーーー」「あ・い・た・た」「きついーーー」うるさいくらいです。それだけで汗をかき、自転車、腹筋マシン、ツイストマシン、ランニングマシン・・・・・・どれも平田が私の無様さに笑い転げます。腹筋の後など、自力で起き上がれないほどです。みんな黙々とストイックに運動してるのに、わたしのところだけ喜劇です。運動前と後の体重や血圧の違いにも驚きでした。運動後のお風呂など快適で、着替えを車に入れて、仕事の合間通ってみようと思います。若い指導のお兄ちゃんが恐る恐るマシンの使い方やカルテの書き方を教えてくれるのですが、「体型の割によく動かれてますよ。」の一言に、希望を持って焦らず通います。