手術

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家の者の手術でした。前日執刀医より手術内容や予定など説明を受け、11時半に手術開始です。夜9時終了し、執刀医の結果説明、患者との面会を済ませ、10時、病院を出ました。信頼できる対応のドクターと看護師、スタッフで頭が下がる思いです。手術待合室は重苦しい雰囲気ですが、いつ呼ばれるかわからず、じっと待ち続けるしかありません。何人かの家族が連帯意識の中一人の私を気遣ってくれます。満杯だった部屋も一家族ずつ終わって出ていきますので、6時を過ぎるころは閑散とします。わたしはプランを描いてました。この環境ははかどります。母親の入院後、見違えるように孤軍奮闘し、頼りがいのある娘が勤務の後6時に駆けてくれました。事務所では仕事を任せて忙しいはずの平田が、娘と私の二人分の鍋を作って待っててくれました。平田はおなかがすきすぎて一人鍋を完食してたようで、娘が笑いながら「おばさまらしい。」・・・・・・・てんこ盛りのサラダも作ってくれました。漁師料理のような豪快さです。娘は美味しいを連発し、雑炊までリクエストしてました。家に帰ると娘がバレンタインのチョコをくれました。今書いたであろうメッセージには「みんなあたたかいひと人たちに支えられているね。」こんなことが書ける娘に暖かさを感じました。

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仕事のセンス、レベル

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建築の仕事はたくさんの人で構成されますが 仕事のレベルが低くセンスがない人や会社が入ってくることがあります。厄介なことは自分たちがレベルが低く、センスもないということを認識してないことです。すべて細かいところまで手取り足取りを要求し、自分たちに責任がないようにするすべだけは一人前というやり方は、わたしの一番l嫌いな連中です。プロの仕事に、お金は支払われるべきです。提案がない人、喜んで責任が取れない人、学ぼうとしない人・・・・・現場を去れということです。ずいぶん怒り、怒鳴り、熱く語り…それで、今付き合って人は信頼してます。

わたしと渕上大工のツーカーは、たくさんの現場経験と、それぞれの立場で切磋琢磨があって、築かれるものです。今も現場のおさまりでは喧々諤々しますが渕上も最近、悔しいことが、腹の立つことが現場で多いそうです。腹立たしさが増えるということは、自分のレベルが上がっているとも言えます。

仕事の評価は自分たちと同じ価値観を持つお客様がしてくださいます。お金の損得ではなく物の損得を考えられる人たちです。。今、紹介が仕事の8割です。迅速、提案、謙虚、メンテナンス、作品意識・・・・・必要なものです。

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違う世界

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デザイン設計という仕事は、幅広い視野を持って人と会い、考え、教えられ知識をつけていきます。旅をしたり、食事に行ったり、本を読んだり、映画を見たり、何よりお客様と話すことで幅広く世の中が見える職業です。その中で九大病院というとてつもないでかい医療の器の中に入り、非日常の世界を興味深くきょろきょろしながら見ています。「病気」と闘うとてつもなくでかい基地にはすべてのものがそろっていて、困ることはないどころか快適でさえあります。あわただしく動くスタッフと、点滴を引きずりながらゆっくり進む患者、コンビニやレストラン、ティールームは、ショッピングモールさながらです。病気と闘う町ができてると感じます。いろんな目的でいろんな人が行きかう広く長い廊下はもはや、アヴェニューです。

建築の法規は「主要用途」を明示するようになってます。この建物はいくつもの主要用途が重なり、どう処理されてるのだろうか?誰を、何を対象に、形や空間や色を決めたのだろうか?こう考えると住まいという空間は唯一オンリーワンの建築物だと今更ながら再確認しました。もっと個性的で、もっとわがままに、もっと面白く・・・・、条件は美しく作り、長く人々に愛され街並みに寄与するものでなければと強く思います。

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入院

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家の者が近くの医院に入院して、詳しい検査と手術のため、九大病院に移りました。紹介状があってもこの巨大病院に入るには、かなりの時間と労力が必要です。10日も、ものを食ってなく、点滴だけの患者はもちろん私もあちこちたらいまわしでへとへとでした。肩の付け根から管を入れて、まずは栄養補給。手術のための検査と、体力をつける事で1週間。再来週手術の予定です。合計すると約1か月近く物を食わないのですから、大変だろうと思いきや、「退屈」がなによりつらいそうです。娘が医療従事者で、何かと、アドバイスをくれます。毎日顔を見せてくれてるようで、心強いようです。娘の言葉を借りると患者や周りの人が病気と闘うという事は、精神力だそうで。体は医者や看護師が戦ってくれると言ってます。

わたしの二人の母も施設と病院、・・・・・3人の病人を娘とわたしの二人で支えてるのですから、まさにこれからの年金制度のようなものです。でも、平田がいてくれることで、安心してわずかでも時間が取れます。仕事だけではなく、彼女の存在は何より大きく、入院の保証人にもなってくれました。ますます娘は平田を(かっこいい)と絶賛です。渕上に現場は任せられます。そう考えると、いい仲間とのコミュニティーを作れば支えあえるということです。いろんなものが見えてくる病気との闘いになりそうです。

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社内掲示物

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昨年末から事務所内に掲示中、、、  現在3㎏減とのことです。

 

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頼ってばかりで・・・・。

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元気だけが取り柄だった家の者が吐き気が続き1週間ほど飯も食えず、横になったままです。何か少しでもモノを入れるともうダメみたいです。近くの病院に娘と行ったようですが効果がないようです。ご入居者に頼ってばかりはいけないと知りつつ、内科医のS先生に電話をして病状報告、近くの先生をご紹介いただきました。いろいろ休日にもかかわらず、何度もご連絡いただきお手間を取らせてしまいました。わたしも血圧をはじめ、見ていただいてます。いろんな意味で社員や家族全員両親も含めてドクターのご入居者に今までずいぶん助けていただきました。恩返しのしようもないのですが、元気で仕事を続け、家を見守ることだけは最低限の責任と考えてます。今週は新規のプランを2件、増改築1件・・・・・・・頑張ります。

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お客さんを呼ぶ空間

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プロデュースに参加した太宰府の老人ホームの喫茶室が活気を浴びてきています。外部の人も、すてきな空間を聞きつけコーヒーを飲みに来てくれてるようです。プロ中のプロであるマスターが入れるのですから味はもちろん、マスターとして服装や雰囲気やこだわりがお客様をもてなしてくれます。新しい老人ホームを行政の決まり事ではなく、真のお年寄りの楽しい街づくりを地域を巻き込んで行おうとしている熱い思いの社長に少しでも協力できたらと思います。地域の人がよってくる仕掛けを作ることでお年寄り主体のコミュニティーができれば画期的です。補助金欲しさの腕の悪いどこぞの院長は老人ホームはお年寄りビジネスだと言い切ってました。金がすべてのその人相も施設も貧祖極まりないものです。今度「離れ」のような戸建を品のいい庭に点在させたプランを提案しようと思います。部屋面積だ、一人当たり何㎡だ、安全設備だ、・・・・・・・役人が決めた決め事は、お年寄りを不幸にするものばかりです。所詮介護もしたことない、役人の健常者が考えた物なのですから。

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ぎりぎりセーフ

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最近平田さんネタがありませんねーというリクエストにお応えして、今日の出来事です。最近体調を崩して寝込んでましたが、きょうは通常通り忙しく仕事をしてました。晩御飯を食べて、福の湯というお決まりのコースで、10時近く事務所に帰る車で、「やはりおなかの調子が悪いです。」といったきり無口になりました。「おなかがぐるぐるいい出しました。苦しい。急いでください。信号待ちも辛そうで、「すぐ鍵あけて先にはいります。」と青ざめてます。小走りに玄関ドアをたたき壊す勢いでなかに消えていきました。後を追うと靴が・・・・・・・

間にあったかどうか定かではありませんが、いつも元気な平田がにこっとしながらやや落ち込み気味で事務所に帰ってきました。めでたしめでたし。

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1時間半の長崎

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施工中の現場でエクステリアの打ち合わせをしました。ほとんどのオーナーが「お任せします。」と言ってくださいます。それはきっと「えーとびっくりするような素敵な提案をお任せします。」ということです。プレッシャーを楽しんで考えます。

鳥栖から電車で長崎に行きました。今月末着工予定のO先生のご両親に、確認が無事降りたことと、地耐力の結果、工程・・・・・・ご報告です。歓待いただき「若い夫婦のいいようにしてやってください。」という言葉をいただき、とんぼ返りです。思いで多い長崎ですからぶらっとしたいのですが稲佐山や、出島、長崎港を車窓から見ながら長崎駅に。今日中に博多に帰らないといけません。よく揺れる乗り心地の悪いカモメで9時博多到着です。長崎1時間半の滞在です。駅まで平田が迎えに来てくれてました。2月ランタン祭りにでも行こうかと提案しようとしたら、平田の手にはわたしを待ってる間、旅行会社でもらったであろう、ヨーロッパ旅行のカタログと、高級温泉旅館のカタログが握られてました。・・・・・・・・・・・夢を実行に移す気のようです。

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働くことが人生

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先日おふくろに会いに行きました。もう何もわからないのですが、耳元で声を出すと、どんな言葉でも「はい」と返事をしてくれます。言葉はそれだけです。二人の孫の名前を言ってあげるとかすかに、笑います。目はほとんど見えないようです。手を握ると、少し握り返します。わたしがすぐ横にいても遠くを見ているような表情です。働いて働いて、店をきりもりし、祖父母の介護を10年もして、苦労の絶えない人生を歩んでいます。いい息子ではなかったのかもしれません。今も何かしてやれるわけでもなく、自分がいまだに、母の顔を見て気合を入れなおす始末です。親を超えられることはないようです。生きてる間ずっと、甘え続けそうです。

働くことにかけては両親の背中で学びました。休みという言葉も概念もない人たちでしたから、病気やけが以外働くことが当たり前でした。働けることが幸せという考えは確実に私に注入されてます。正月だけは必ず、両親と過ごしました。それが私流の感謝であり親子の証です。なぜか少し涙を流しながら施設を後にします。なぜか「ごめんな、」と小さく声に出してしまいます。親としてこんなに私を思いやってくれたのに、子として十分な孝行できてないからだと思います。わたしも今、働き続けることしか親孝行のすべはないようです。

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