category: ショップ, リフォーム, 雑感
平均年齢47歳の事務所はメンテナンスのにおいがします。3人ともお洒落のためではなく白髪を染めます。なぜか毎度のことながら、誰かが髪を切ったり、染めたりすると指を刺して笑います。特にわたしの場合は声を出して笑われます。「みっともないので染めに行ってください。」と言っときながら・・・
私はもともと、ネイルやピアスを好みません。「親にいただいたからだのままが一番。」というと、みんなドン引きです。
中村は月一回ネイルをします。品のある、ケバくないものです。平田は数年に一度色気好きマネキュアで爪に色がつきます。「現場のペンキのカンカンに間違って手をつっこんだか?」とおもいます。先日、コーディネートしたネイルサロンでネイルデビューしてきました。私が見た感想は「わー、大きいつめ。」
いろんなことがあるのでしょうが、中村が朝、目がなくなるときがあります。奥のおくーのほうまで目の玉が後退します。洗面所でどんなメンテナンスをしてるのかわかりませんが、昼前にはもとどうりです。それでもやや人より奥です。
平田は朝、目が腫れるほうです。あ、違います。ブチばれます。肩にタオルをかけ、洗面所に向かい冷たい水でザバーと顔を洗い、ついでに髪もぬらします。肩のタオルで拭きながら「ふー」と一声あげます。お、や、じ、の朝です。
それぞれの机の周りは、つめきり、耳かき、ティッシュ,はさみ、栄養剤、便秘薬、脂肪を取る薬、目薬、風邪薬、サロンパス、サプリ、うがい薬・・・・・・・そして「あめチャン」
人間メンテナンス道具当社は完備してます。
クリスタルネイル天神店 ビフォーアフター

Nです
東京に行ってきました。
東京はディズニーランドしか行ったことがなかった為かなりのドキドキと途中一人で行動しなければいけない不安とでいっぱいいっぱいでした。何日も前から準備をし、忘れもののチェックの繰り返し。そして完璧に準備を済ませ部屋の片隅にバックを置いて・・・
いざ!明日から東京!という日社長が「お前、でっかぁーいバックとか持って行きよらんめぇなぁ!」「でっかくはないですけど、かなり余裕はあります。だってまた社長がコンビニ袋に着替えを入れて来られて『ハイ、コレ』って渡されるそれも入れていかないといけないと思って」と申し上げますと「バーカ!お前!東京着いたらすぐ行動するっちゃけん小さな小さなバックば持って来い!ホテルに荷物預けに行ったりせんとぞ!いいな!小さいのに変えて来いよ!」
そんなわけで前夜急遽小さな小さなバックに替え翌朝を迎えました・・・
事務所に着くと社長の着替えは娘さんが準備してくれたらしく、ちゃんと黒の小さな小さな紙袋に綺麗に入っていました。「社長、良かったですね♪今回はオシャレな紙袋で」というと「おぅ!で!こればこのバックに入れて行く♪」と取り出してきたのはボロボロの「フーテンの寅」さんバック!
「えー!!それ持って東京歩くんですかぁ!」すると「バーカ!お前、東京着いたら先にホテルに荷物預けに行くったい(笑)」・・・・・もちろん・・・
「ちょっと、まて!」です
確かに社長サマです、年上です、敬わないといけません、でも、しばらく口をききませんでした・・・
初めての東京到着、荷物も預け気分はワクワクがピークです。高層ビル、綺麗な夜景、お洒落なお店、期待に胸をふくらましワクワクして山手線に乗り社長を信じて最初に連れて行っていただいた場所「見ろ!これがオヤジの街新橋たいっ!」錆びた建物と焦げたしょうゆの匂いのする街でした・・・と次の瞬間体中の熱が奪われていくのを感じました・・・

先日平田がハウステンボス改装中のB様と打ち合わせの後、お客様から夕食に誘われ、ステーキをご馳走になったそうです。米軍関係者が良く来るお店らしく、ボリュームもあり、大変おいしかったようです。食事をいただきながらのオランダの話や日本の印象など楽しい会話がいろいろ勉強になったと、やや興奮気味に話してました。。この仕事はオーナーとの人間関係、信頼関係が全てといってもいいでしょう。平田がオーナーの皆さんに支持されるのは、楽しんで仕事をしているところだと思います。「平田さんは本当にこの仕事がすきなんですねー。」と良くオーナーさんから聞きます。シンプルですが、彼女がお客様と話している言葉の多くは、明るい声での「ありがとうございます。」です。われわれや職人と話す時は「それはお客様は喜ばれますよ。」「それはお客様は納得されないでしょう。」技術論や方法論はさておき、オーナーに喜んでもらうためにどうするかが全てを優先します。できない理由等聞きたくもないという雰囲気があり、日の浅い職人さんなどは「生意気な女」と思われることもあるようですが、彼女の正論が全てをうわまわります。「ありがとうございます。」は単純ですが大切な言葉です。オーナーとはもちろん、職人たちとも、友人とも、だれとでも家の話、インテリアの話が大好きで、その時の彼女が一番輝いてます。自分の一番輝いている時間が仕事なわけですから、オーナーから支持されるのは当然かもしれません。
美容室?床屋?帰りの平田。髪も染めてまるで冠二郎のようです。
3月です。ハウステンボス、熊本水前寺、関門海峡の下関、着工です。晴れた日の現場までのドライブは快適です。3月というだけで、多少うきうきと活動的になります。寒い冬でも多い口数が一段と多くなり、意味不明の物も少なくありません。月末中村と下関の打ち合わせの帰り、風邪でのどをいためて休んでいた平田から、運転中の中村にメールが入りました。私が見ると目を疑うメールが・・・「迷惑掛けましたがだいぶよくなり、のどちんこの腫れも収まりました。」「こんなメールいかんやろう。」といいながら中村は「残念、腫れてるのどちんこみたかった。」と返してました。そこから中村の一人吉本の世界が始まりました。使い方は間違ってるんですがなぜか笑ってしまいました。高速の入り口への標識がわかりにくく、「もうー。わかりにく。どやさ、どやさ、どやさ、どやさ、あ、あそこかー?」「そこ左やろ。」・・・・・・「どこがジャー。ん、違う。どうしてじゃー。何がジャー。・・・・あったー。ふーよかった。やっと乗れた。ふーーー汗ばむわー。」バカです。春はもう来てました。

鳥栖市の『ギャラリーはくすい』さんより、K様のお宅に素敵なトナカイさんをとりつけましたよとメールがきました。
吹き抜けにのびるアンティックレンガの壁に真っ白のトナカイさんがとても映えています。
威風堂々としてまるでこのお宅のシンボルのような感じです。住まいながらいろんな家具や小物でアレンジされ、楽しまれているのがこちらにも伝わってきてお伺いするのが毎回楽しみです。
暖かくなるとお花がたくさん芽吹きお庭も華やかになります。広いお庭ですがいつもよく手入れされ見ごたえがあります。ご家族皆さんの協力の賜物のようです。 春が楽しみです。

人は自分ではわからないうちに年を取っていきます。人が年を取ることには敏感に察知できるのですが自分では何も変わってないといいはる傾向が特に女性に多く見られます。行動、言葉、趣味、思考、異性への考え方、価値観・・・明らかに年とともに変化してます。羞恥心はみるみるなくなります。先日も女性の平田が「床屋に行ってさっぱりきってこようかなー」と驚く発言をしてました。三月はじめ平田が親孝行のため、お母さんを「氷川きよしコンサート」に連れて行くようで、はじめは「いやー」といいながら、近頃は「♪ずん、ずんずんずんどこ♪」と口ずさみながら、時々振りまで入れて、楽しみにしている様子が伺えます。席もがんばって前のほうをゲットしたようで「やっぱ、うちわやライトや買わんといかんかいな。おばちゃんのなかで、はずかしいねー」といいながら、会社の予定表には「きよしー」と書いてあります。中村とわたしはこそこそと「本当はそうとうなファンじゃないですか?。」「そやなー」「コンサート前はパーマ屋行く勢いですよ。」「はっぴとかあるかもな。」「コンサートの次の日、興奮してそうですね。」「目覚めて、追っかけとかせんやろうナー。」誰かいかれる人がいたら、一人頭が飛び出たパーマをかけた女が切れ味鋭く踊っているところをみかけたら、メールください。
中村次女が質問したそうです。「綾小路きみまろって何が面白くて、みんな笑って人気があると。?」「なんいいようと。面白いやん。」「どこが面白いかぜんぜんわからん。」・・・・・・・この会話が全てを物語っています。

輸入住宅を手がける上で、インテリアの流行や最新の物・技術を知る情報源は洋書やインターネット、テレビ、海外の担当者との連絡などが主になっています。
以前のように頻繁に海外出張していませんので正直、情報に飢えています。 住宅の技術や流行、法規までもが米国におおよそ15~20年遅れて日本には入ってくると教えてくれた人もいました。 法規や流行はまさにそうだと思いますが、住文化についてはまだかなり遅れているようです。
ハウステンボスでB様と話していると欧米の、住宅や家具など物を大切に手入れし、自分達で付加価値を見つけ、守り造っていこうとする文化はとても見習うべきだと思います。 日本は戦後、安易な消費文化や流行だけを真似して、いいものを長く自分達で大切にすることをおざなりにしてきました。
今回の仕事ではそういう意味でお客様から学ぶところがたくさんあります。とても楽しみです。
B様がリペアされたたくさんの和家具や骨董をアレンジされたオブジェを見せていただきとても感激しました。
もう一度襟を正して‥‥住む人が大切に手入れをし生活が愛おしくなる住まいは‥‥?を考えていきたいと思います。

Nです
長期にわたりお休みいただきました。社長をはじめ周囲の方々に大変ご迷惑をおかけいたしまして申し訳なく思っております。そして、急にもかかわらず脳の検査までしていただいたU先生と奥様にもご迷惑をおかけいたしました。有難うございました。頭は良く・・・はなりませんが(汗)痛みは無くなりました。本当にお世話になりました。
「病気にも懲りない女」と書かれてしまいましたが、十分懲りております。今回、初日に39度を超える熱が出たのですが1,2日で下がると思っていたのですが6日続いてしまい熱と頭が強い圧迫をされるような辛い痛みが続き眠りたいけど眠れない病院へ行っても原因がわからない、最後はもうどんな方法でもいいから「楽になりたい(涙)」と思うだけでした。
1週間はとても長かったです。休んでいる間、社長より何度もお電話をいただき「どげんか?!」「下がりません。頭もよくなりません(涙)」の繰り返しでした。社長がいつものように「しょうもないギャグ」を電話口で言われるのですがいつもだったらすぐ理解できて笑ってあげられるのですが私も頭のキレが悪くなってるので理解ができず笑ってもあげられず「何???」で余計不安になったり・・・すると「ダメ!お前!キレがない!まだ治ってない!」社長ドクターの診断結果が出ます。こんな診察が毎日のように続きました。
このダウン中、社長の食事は会長に任せっきりにしてしまい、会長もかなり大変だったようです。我が家では毎日娘が初めての夕飯献立を決め作るという仕事をこなしてくれました。いつもは「残念な長女」なのですが今回は私も次女もすっかりお世話になってしまいとても頼もしい長女の姿を見ることができました。
昨日、社長と会長が下関まで打合せに行った際、事務長さんより手作りのマフィンをいただきました。今回の病気でつくづく感じたことですが、人から何かを作ってもらえるという嬉しさは本当に幸せなことだと思いました。早速今日3人でいただきました。ありがとうございました。

飯場の料理人平田です。 名誉挽回のためひとこと‥‥。
いつもそうですが、打合せが終わりお客様が帰られた途端、「さぁ!夕飯食うぞぉ♪ 腹減った!」
「まだ今から資料片付けてご飯のスイッチ入れますからちょっと待って下さい。」
「5分じゃできんとか?材料はあるって言いよったろうが。」
「そりゃ無理ですよぉ!ここは『牧のうどん』じゃありませんから。せめて15分は待って下さい。」
という訳で怒涛のスピードで片付け、材料の準備です。(頭の中は『キューピー3分クッキング』の早送りヘビロテです。) 社長は一般とは違い、材料を入れながらワイワイと煮えるのを待つ鍋ではありません。
15分後にはちゃんと煮えてて口に入らなくてはいけないんです。 材料を足しながらなんて悠長なことはありません。 次の予定もありますのでなにせ早いです。
そういう訳でいろどり、盛り付け、品数は省略です。ご飯は食べてる最中に炊き上がります。(もちろんお急ぎコースです。)いろどりのある肉や野菜などは最初に入れて薄い葉っぱものを最後にドカッですから色気はありません。
お互いの健康のため外食やコンビニ弁当はなるべくやめようと誓ってはいますが、‥‥‥「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイの気分です。
(すいません、よく言いすぎました。本当は心の中で「ちょっ、ちょっ、ちょーっっ!!」とキム兄になってます。)

対馬から生きたサザエ、かじめ等送ってきました。昔、浜でサザエを割らされてたことを懐かしく思い出しながら、事務所の庭で割って刺身を作りました。歯、へこ、じご等きれいにとって水で洗います。まったく料理をしない私が包丁をにぎってサザエをきっていることに、平田は驚いてました。途中一個づつきらずに丸かじりしました。これが一番うまいー。中村も元気になるように家に刺身を届けました。
かじめの味噌汁、サザエの刺身、つぼ焼き、カレイの煮付け、豪華対馬定食の出来上がりです。30分かけて、8分で完食です。ここだけの話ですが平田は会話なくおかわりをしました。二人ともかき込む食べっぷりは、彩りも含めて今回は飯場飯ではなく漁師飯です。でもおいしいんです。「これでは痩せんナー。」中村が横で私と平田の食事についてがみがみ言うくらいが丁度いいようです。
中村が休んでここ2,3日平田がキッチンに立つことが多く「え?ここのキッチンこんなにせまかったか?」しばしばそう感じてます。しかしさすが田舎の育ち。美しさはさておき、手際の良さと味付けは中村に勝るとも劣らぬ腕でした。ほとんど素材勝負の鍋ですけど・・・。
