村上ファンドの村上さんがまた騒がせてます。「お金儲けすることが悪いことですか?」と開き直って聞いてますが、私に言わせれば、あなたの金儲けは、世間の役に立ってない自分達だけの金儲けですから悪いんです。といいたくなります。。金を集めるゲームです。もともと、世のため人のために働いて得たお金に価値があります。我々はお金を持ってません。それはまだまだ力がないからです。でもがんばって働いた貴重なお金で、日々生活してます。そのお金はオーナーから頂いたデザインの対価です。努力して、多くの方に依頼されて、自然と価値が上がることでいただけるお金が増えるのであって、お金そのものをテクニックで集める、お金コレクターは人として品がないように感じます。少なからず、人から必要とされて働き、それで得たお金は貴重です。お金を生む「仕事」について語り合う人と、どうしたら金がもうかるかを語り合う人とは違う人種です。とはいっても、もっと頑張って余裕のある月末を迎えたいものです。
地下室
西区のD邸の完成写真ができました。この家は熟年ご夫婦お二人の家です。海外生活も長く、すごいお仕事をなさっている先生ですが気さくにお付き合いいただいてます。ご主人は少年のように地下室をご要望なさいました。地下室に適した地域ではないのですが、何とか写真のような空間ができました。小屋裏にもご主人のおもしろく、楽しい部屋があります。わたしも含め男というものは、いくつのなっても秘密基地のような空間を欲しがります。自分のすきな物に囲まれ、友人や知り合いに自慢したくなります。決して広くない方がいいのです。渋いのを好みます。LDKやヌックなどは正統派のセンスをお持ちの奥様と平田が作りこんだレベルの高いコーディネートです。紫の塗り壁が何ともいい雰囲気です。失礼ながらかわいいご夫婦と楽しい家づくりができました。暖炉に火が入り、窓からの明かりが温かく感じる今の時期が似合うデザインの家です。
質と個性の履き違え
多くの若者は早々と、「量より質」を大切にしたいなどと言います。「馬鹿言うな。とてつもない量をこなした人だけが質にこだわられるようになるんだ。」というのですが、わかったのかどうなのか。もののよしあしもわからないうちから偉そうなことを言わず、多くの目の前の仕事を徹底してこなすことから始めないと。「個性を大事にしよう。」「ゆとりを持って自分なりに。」そんな悠長なこと言ってる人は甘えでしかありません。先人の真似から始めていいから修行しましょう。勉強しましょう。多くのことを経験してどうしても自分はこう思う、あるいはこうやりたい。それが個性です。じっとしてては何が個性かすらわかりません。いつの時代も、子供のころはしつけられ、青年期に勉強し、仕事について修行し、必死に量をこなし、個性が芽生え、年を取って質を大事にする仕事ができるのです。わたしもまだまだです。65までには個性と質にただりつきたいものです。やる気と意欲のある若者に出合う事が少なく、残念に思います。平田は私と25年以上仕事をしてますが、がむしゃらに働き続け、いまや自分の個性をしっかり生かした一流の住宅屋になりました。いまだに勉強をつづけ私が教えられることも少なくありません。
テレビはTVQ
最近テレビが面白くない。それどころか腹が立つことが多いと思いませんか。視聴者そっちのけのばかげたものが多すぎます。その中で、TVQの番組だけよく見ます。以前は人気がない局だったのに、企画が面白く、派手なことはせず、身近なことで楽しませてくれたり、勉強させられたりします。「YOUは何しに日本へ」「ガイヤの夜明け」「カンブリア宮殿」[和風総本家」など、いい番組です。身近な旅番組や宿を紹介する番組もなかなかです。他局にない独自な番組を生み出しているエネルギーを感じます。お金よりテレビが好きな人が、すくない予算のなかで視聴者目線を一番にみんなで楽しんで番組を考えてるように思います。スポンサーが一番ではなく、派手でもなく、金も使わず、タレントに媚びず、一生懸命が伝わり好感が持てます。テレビも家づくりも暮らしや、生活が主役にならないといいものはできません。
女性のパワー
古布による洋服の展示会も昨日で終わり、今日は祭りの後のような静かな事務所です。それにしても盛況でした。女性の特に、熟女?の世界は、恋愛、結婚生活、子育て等いろんなことを家族のために頑張って乗り越え、やり終え、自信に満ちた時期を迎えているのでしょう。パワフルです。二十代、三十代元気だった男性たちは、60ともなると、疲れ果て、しょぼくれてるのに、女性は今こそわが世の春のように、活動的で、元気で、意欲的な日々を過ごしているように見えるのは私だけでしょうか。平均寿命も差がつく一方です。若い女性に負けづ劣らず、お化粧や洋服等ビジュアル的にもきれいな人が多いように感じます。経済的にも余裕がある年齢なので、旅行や趣味、教室などで日々新しい刺激を受けているようです。魅力的な女性の感性を勉強しなければと思いました。料理、掃除などチョチョイのチョイ、セッティングやかたずけも、口も動くし、手も動く。あれもこれもと動き回るバイタリティーはもはや国の財産かもしれません。判断力、決断力、チャレンジ精神、何より情報量の多さ。国政も女性に任せてみたらいいのに。明らかに今、日本は熟年女性が主役です。
ギャラリー楠の家展示会
アナログ
最近、レコードがまた復活しているようです。CDの売り上げは落ち、今や形のないパソコンで音楽は聞くものらしいです。しかし、音の柔らかさや自分の好きな音楽を形として所有し、ジャケットも魅力だったレコードが見直されているようでうれしくなります。アナログからデジタルへ世の中がシフトしていく様を苦々しい気持ちで見てきたアナログ人間の私にすれば、うれしいニュースです。LPレコードを買う時のわくわく感、それをステレオで聞く贅沢感・・・・・・友人との話題の中心で、みんな集まり聞いてました。アナログは人を引き寄せ、デジタルは一人の世界という印象です。
デジタルカメラも売り上げがかなり落ち込み、フィルムが見直されているという情報も、わたしを勇気づけてくれます。我我の完成写真も、ポジで撮ったものと、最近の、デジタルで撮ったものでは、重みが違います。デジカメのわざとらしい出来栄えや作為的な出来栄えに、文化が見えません。一回のシャッターに込める想いとか、消せない緊張感とか・・・・・何より、アルバムに整理して時々開く写真と、データとしてパソコンにいれてるだけの写真・・・・・・・、やっとみんなが気づいてきたかと、うれしくなります。
人は暮してます。機械や品物そのものではなく、それを通して人にどんな会話が生まれ、どんな行動になり、何が生まれるかが大事です。
雑誌掲載のお知らせ『北欧テイストで楽しむ 100人の部屋づくり』
若い方を中心に人気の北欧インテリアを題材にした雑誌 『北欧テイストで楽しむ 100人の部屋づくり』 に九州では当社とキットハウスが紹介されました。
空間はいたってシンプルに造り、個性のあるデザイン家具やインテリア雑貨で自分らしさや居心地の良さを追及する、おしゃれな実例がたくさん掲載されています。
最近当社でもマンションリフォームや20代、30代の若い世代の方の住まいで北欧スタイルを参考にして部屋づくりをすることが増えました。
きばらない、どこかほっこりする親しみやすいテイストが人気なのでしょう。
今回掲載させていただいたお宅は宗像市のY邸です。新婚の時に建てていただき、今はかわいいお子様がいらっしゃいます。
ほっこりと言うより、かっこいいインテリアのお宅です。個人的には大好きです。
検査
健康診断や、頭の検査に続き、前立腺の検査も受けました。夜、トイレに起きる回数も増え、二日に分けて夕方医院に行きました。無機質な部屋でわたしには小さすぎるベッドに寝かされ、パンツをあそこぎりぎりまでおろされるみっともない姿です。わたしとおなじくらいの歳の先生から大事なもののすぐ上を、押したり、なでたりされる姿はきっとおぞましい絵図らです。それ以上の検査は書けません。おしっこの勢いや、尿検査・・・・・やや肥大が見られますが下腹部の脂肪も肥大とうまいことを言われました。今度は看護婦さんが来て、下腹部に塗ったものをふき取ります。薬をいただいて、帰ったのですが、どこでも少しずつ痩せなさい。と言われます。しかし気分は「終わった。さ、なんかたべよう。」となります。これではいけません。真面目に本気で運動と食事で体調、体重管理しようと思います。近々、大腸検査です。
うれしい訪問
先日、同じ住宅に携わる会社の若い営業の方が訪ねてきてくださいました。社長の息子さんのようで、自分なりに住宅屋を極めるために試行錯誤しているようです。久しぶりに前向きな若者と会い話すことができました。自分の進む確固たるスタイルを見つけるためにも多くの人に会い、旅に出、本を読むことを勧めました。自分がするしないは関係なくデザインの勉強は不可欠です。お土産にすごい立派な白菜をいただきました。びっくりするほど、きれいでおおきく、早速事務所で作るごはんのおかずにさせてもらいました。手伝ってもらってるI女子がまさに今白菜から生まれそうに見えます。いろんな人が集まり訪ねていただくことは大歓迎です。学生も、家や家具に興味がある人も、職人も、遊びに来て楽しく話すことが一番の勉強です。会議は嫌いですが、楽しい交流会は大好きです。