ハウステンボスの打ち合わせは佳境に入ってますが、ご夫婦のオランダ生活の話はとても興味深く、目からウロコ☆☆☆がたくさんです。
住宅というものはその国の気候風土や歴史をこんなにも反映するものかと、今更ながら感慨深くなります。
オランダは風車と色とりどりのチューリップのイメージからか、とても明るく温暖なイメージがあったのですが、実際は晴れた日が少なく曇天の日が多いそうです。 それでたまの晴れた日には外に散歩に出かけたり、日光浴やバーベキューをしたりと、太陽を楽しむそうです。
曇天が続くとおのずとお家の中にこもり人間ですから気分も落ちます。その気分をもち上げ楽しく過ごすためにお家の中はカラフルにするそうです。
北米と同じで材料費はさほど高くなく人件費が高いので、家のリフォームはもっぱらDIYが多いとのこと。(休暇が確立されているのも理由のひとつですね。)
写真を見せていただいたのですが、オランダの住宅は整然と並んだタウンハウスがほとんとで、オレンジの屋根がならびそれはきれいでした。厳しい建築協定のもとエリアごとの外観のデザインは見事に統一されてます。 そこで室内はそれぞれの好みを反映しオリジナルで改装されるそうです。それで内装やインテリアについて皆感心が高く話題にものぼり、DIY用品も豊富だそうです。(日本ではペンキの色が極端に少ないと嘆いてありました。)
気候が悪いと大半を建物の中で過ごしストレスが溜まる。 そうならないため家の中で明るく楽しく過ごせるよう工夫する。 ごく自然な摂理だと思います。
そういえばイギリスが顕著ですね。 ローラアシュレイ、サンダーソン、デザイナーズギルド、ウイリアムモリス、ハーレクイン‥‥カラフルなファブリック・クロスの代表は全てお天気に恵まれない国イギリスでした。
(写真はデザイナーズギルドです。)