宗像T邸は外構工事中です。既存塀の塗装が終わり、植栽と芝です。ペットのゲージ取り付けや、追加の棚板、絵画や時計の取り付け、鍵の増設、警備の工事などやりながらまた新しい追加依頼が出てきます。毎日現場に走ってます。大手住宅会社のように日にちを決めて一気に工事日を決めたり、儲けない依頼は『できません。』で断ったりできることからさくさく終わらせるという考え方は非効率で、経費がかかるので上司から怒られるようです。セコムなどは自分たちの調査不足などでできないことをわれわれに無償でやらせようとします。公務員的なものの考え方です。オーナーが困らないようにわれわれがセコムの変わりに走り回り、セコムは知らぬ存ぜぬです。そんな会社がホームセキュリティーなどできるはずがありません。悲しい連中です。デザインと、すばやく動くことは大手にできないことです。老体に鞭打ってでも動きます。
コロナと住宅
コロナウイルスが猛威を振るっているようです。いよいよ福岡も感染者が出ました。建築の必需品も中国の工場閉鎖で手に入りにくくなってます。トイレ、キッチン、洗面所、照明器具・・・・いろいろなものの備品は中国で作られており、在庫が少ない状態のようです。経済という分野で、安いもの、大量生産をつきつめると有事の際は混乱が広がります。われわれの使う輸入部材の多くはアメリカですが、それすら、一部は中国です。グローバル化もいいですが、小さな地域での生産活動も大事です。病気で言うと、換気の重要性と、高断熱高気密の要望は反することのようですがそのバランスが大事です。誰も言いませんがクルーズ船を大型マンション、大型ホテルに見立てると、いろんな問題が見えてきます。建築基準法すら怪しい決まりになります。いろいろ考えさせられる問題ですが、知恵を絞り、乗り越えたいものです。
正しいことは正しい。おかしなことはおかしい。
工事に対し、役所であり、銀行であれ、自治会あれ、管理許可する立場の組織は誰より、勉強し、いろんな意見を真摯に受け入れ検討することが信頼信用につながります。話し合いはいつでも応じ、検討し、よりよい決まりに改善すべきです。いつでも声を聞く開かれた組織であるべきです。それができなければ、工務店や職人は理不尽に反抗し、仕事を請けなくなり、オーナーも不信感が増幅します。最近役所は対応がだいぶ変わり、決まりは守るためではなく、よりよい家や町を作るためのものだと認識を変えつつあります。銀行や、法務局などはまだまだ矛盾は理解しててもわれわれにリスクを押し付けます。私は無駄といわれても、法務局や、銀行の役員に話し合いを求め、しつこく意見を述べてます。『言われていることはよく理解でき、納得できますが、決まりがあるので・・・・・」大人の言うことではありません。悲しい高給取りです。昔プロ野球の選手会が古田を先頭に、オーナー側と戦い、理不尽を排除したことが私の記憶に強く残ってます。ナベツネは『たかが選手が何を言うか。』と発言しました。そのとき古田がこういいました。『おかしいと思うことは声を上げないと。』金があっても選手や裏方がいないプロ野球は存在しません。笑顔で、人を楽しませ、よりよいコミュニティーを広げることができない人は少なくても、リーダーや役員になってはいけません。あら捜しより楽しいイベントのひとつでも考えればいいのに。
地鎮祭、役所検査、案内
ハウステンボスワッセナー
新しいお客様との打ち合わせで朝からワッセナーです。ドクターであるK先生ご家族からリニューアルの依頼を頂き、長時間にわたり打ち合わせ、案内、を行いました。いいアイディアを提案したいと思います。完成間近のO邸は月末引越しです。この町のタイルは吸水性が高く、また30年近く前の施工方法ですからよくよく観察や処置が大事です。今までも工務店との話し合いで4件ほど対処しています。これからのワッセナーの根本的なハードを話し合う時期のように思います。桟橋すらそうであるように朽ち果てたままどうしていいのかわからないという家がないように、話し合いが必要だと思います。この美しい町でみんなが楽しく、安心して自分のライフスタイルで住めるように守り続けるべきです。しっかりしたデザイナーや、工務店、管理者が必要だと思います。
引渡しに向けて
宗像T邸の工事は順調です。カーペットも貼り、タイルもあと少しです。今月引渡し、家具の設営など来月10日くらいに行う予定です。オーナーとの打ち合わせも外の倉庫やシンボルツリーなどエクステリアに移ってきました。工事が進むたびに喜んでいただいてます。ただ、融資のことで、銀行、土地家屋調査士、法務局などの体たらくでオーナーにご迷惑をかけてます。彼らの顔を見てると覇気がなく、理解もしないでただそれぞれの組織の決まりごとを遂行しています。『おかしいとは思いますがわたしはきまりにそってやるだけです。」といいながらその決まりをきちんと納得するようにオーナーに説明できないらしく、それでいて間違ったことや。人にリスクを押し付けて給料もらう仕事とは悲しすぎます。
着工前打ち合わせ
先日佐世保L&Sで、下船越米軍住宅の着工前打ち合わせでした。工事関係者が顔を合わせてスケジュールの確認、打ち合わせを行いました。佐々木社長の事業をみんなで支えいいものを作るためには何より顔を合わせることが大事で、みなのアイディアでいいものを完成しなければいけません。各プロの人たちで集まる事業はとても魅力的です。大手にすべてを託すものづくりは着工前打ち合わせがありません。会社の都合が何よりになりますから。建築というものづくりが、物売りの概念になったり、パック商品になることで効率化、経費の節減、ひいては利益の向上とを目指すようになって、建物の魅力が半減していってます。本来のものづくりは、もっと厳しくどろどろした中に、意識の共有や、プライドや社会貢献がなければいけないように思います。『サーやろうか。」の事始が着工前打ち合わせで、検証が施工中の打ち合わせです。