Posted by M on 2014年12月28日 – 3:57 PM
今年も無事仕事納めができそうです。たくさんの仕事をいただき、力不足ながら精一杯向き合ったつもりです。反省も、喜びも精一杯の結果です。現場の進行がパソコン化してきて、メールによる写真や、伝言が多くなり、言葉を発せず、顔を見ず、手を取り合って喜ぶ事や怒号が飛び交うことも少なくなりました。わたしの現場は人が集まって作る家を続けます。もちろんその中にオーナーも含みます。魂が入らない寒々しい家が増えてきて、家そのものがユニットバスのようなプラスティックでおおわれることが耐えられません。家とは大事に扱い、ペンキ塗や、ワックス塗やメンテナンスもいるし、庭の草取りも、植木の選定もいるものです。家を建てる人はその土地に責任を持たなければいけません。家をかわいがれない人はマンションでいいでしょう。安倍さんがどんな家でも売れれば景気回復と思ってるようですが、全く分かってない。職人が作るりっつぱな家を推奨してこそ、日本人の魂を呼び起こすに違いないと考えます。日本人の心の奥にある、心地よい日本人魂をくすぐる政策がやりがいのある社会を作り国を一つにするのです。エコポイントなど目の前に人参ぶら下げられてホイホイ喜んでいる人は所詮得したいだけの人たちです。日本に大事な人達は人参ぶら下げられることに腹を立ててる人達です。根本的な将来のビジョンを聞きたいのです。政治家さんたち、なめてもらっちゃ困りますよ。あんたらほどこっちは金で動いていませんよ。われわれのような熟練の職人の手で時間をかけて作るデザインされた家では飯が食いづらく、修行がいらないユニットハウスで一山当てて金儲け。どの業種も政治は質の高い文化を応援してくれません。わたしは来年も勝手なこと言いながら現場に走り、大声あげながら仲間と家を作ります。できたもので、ガチンコ勝負です。
一年間ありがとうございました。協力いただいた人たちに感謝です。来年すぐ西区D邸着工です。
Posted by M on 2014年12月26日 – 5:56 AM
門司F邸は相変わらず、風が強く、中の工事をやってます。屋根を早く葺いて欲しいのですが,天気がいい今日などを逃すと、年内にふけないかもと、心配です。エアコンの図面を先生に届け、三十分ほど打ち合わせをして、太宰府に向かいました。内覧会も盛況だったらしく、残工時の確認をしました。頭をひねる仕上がりもありますが、外構も含めてイメージに近く仕上がっています。社長はじめ経営スタッフの熱意が地域を動かしています。
今日は以前からのお客様やご入居者が立て続けにおいでいただいたりお電話いただいたりで増改築や事業建物などのご相談でした。早速明日、嬉野に走ります。二十九日は小倉です。信頼いただいてのご連絡に、ありがたく、身が引き締まる思いです。頑張ってお役にたてればと思います。
Posted by M on 2014年12月24日 – 7:30 AM
門司は空調の打ち合わせの後、図面が修正され明日再打ち合わせです。照明や飾り天井との兼ね合いもあり全てデザインの決断をしなければいけません。便利さとデザインのせめぎあいで頭はいっぱいです。M邸は一歩進んでいて平田が内装打ち合わせ中です。オーナーがいろいろ考えてご要望を渕上や平田と打ち合わせ中です。D邸は来年から着工するため、申請中です。建築屋は大きな目線で形や空間をデザインします。素材を大事にしてそこから最小限のデコレーションで作り上げるのをよしとします。建築屋はどこもここも飾るのを、「ちんどん屋」と呼び、レベルの低い建物と考えています。平田がうまいのは建築屋の気持ちがわかるコーディネーターで、ポイントを定めたインテリアの提案です。何でもやっちまうイケイケどんどんの偽コーディネーターが入った家は派手なだけで、下作です。くだらないことにこだわり、大事なものを見失った家もあります。最後に持ち込むカーテンや絵や家具やラグも含めた空間を頭に描くと、建築は上品に納めるべきです。ご入居者案内をするとそのことがよくわかるはずです。引っ越し前のできた家より生活されてる家を見ることがとても参考になるのです。レベルの高いご入居者が平田を支持される理由は、入居後のご相談に明確に答えることができるからです。パソコンや雑誌は物を売るための作られた写真です。生活している空間ではありません。日々動きのある暮らしを考えコーディネートされた空間を作ることが大事です。そして建物の形はバランスよく、街並みにあったかっこいいプロポーションであるべきです。これが我々の家づくりです。
Posted by M on 2014年12月21日 – 6:39 AM
東京からIご夫妻にお越しいただき、現場打ち合わせです。事前に打ち合わせポイントを把握いただいていたようで、必要家具の寸法などご用意いただき、短時間で密度の濃い打ち合わせができました。要点をご理解していただけるので助かります。デザインについてはほとんどお任せいただいてるので、よりダイナミックな空間にして喜んでいただこうと考えています。屋根の色、造作、エアコン、ストーブ、吹き抜け・・・・・・・・・わくわくします。
奥様に、クローゼットの打ち合わせ中、「ここはなにをなおされますか。?」という質問に「???・・・」九州出身のご主人が「何をしまいますかということ。」と通訳していただきました。なおすはしまう。やぶるはこわす。気を付けます。(笑)
福岡で一泊していただき、今日は事務所で内装の打ち合わせです。クリスマスに現場に窓が入ります。今年あと一度、現場に出向く予定です。
Posted by M on 2014年12月19日 – 5:49 AM
南区M邸の造作中です。ケーシングと枠の修まり、天井と壁の修まり、階段と、暖炉ステージの修まり、クラウンと、吊戸のおさまりなど、再打ち合わせをしました。一か所変えるといろんなところに、影響が出ます。ご希望を聞いたら一度私にバックして了解を得るように渕上大工に言いました。造作の出来ははさすが渕上です。きれいです。造作家具デザインを図面化して現場に渡します。西区のD邸は確認申請中です。土工事の打ち合わせや給排水ガスの打ち合わせを現場で行いました。矢板を撃ち込まなければいけないようです。工事前の現場打ち合わせがとても大事です。道の狭さが気になり、駐車場の確保も必要です。私が今、デザイン屋、設計屋から、工事屋さんの仕事で動き回っています。寒い日々ですが現場は楽しい。仲間と物を作ることは楽しい。
Posted by M on 2014年12月17日 – 9:46 AM
門司のF邸はとにかく海からの風がとんでもなく強いので、大工さんも大変のようです。しかしながらサッシが入ったので室内は、快適になりました。どんどん遅れを取り戻してほしいと思います。仕事は確認しながら、丁寧に早くが現場の合言葉です。先生からいただいた宿題もあり、どうしたら素敵にできるかを探ります。寒いと早く現場を立ち去りたくなるため、打ち合わせが十分ではなくなります。現場小屋が欲しい。
大宰府Sの高齢者住宅の引き渡しでした。20日内覧会です。興味をお持ちのご高齢者の方はぜひ説明を聞かれたらと思います。あさってで外構も終わり、素敵な街になります。地域を巻き込んだ活動は確かな形として、育まれていくでしょう。草、花の植樹が行われていますが、手がかじかんで大変でしょう。水の量、養土、・・・枯らさないように気も使う季節です。
どの現場も体が凍えてけがが多くなります。暖かいコーヒーの差し入れくらいしかできませんが、年末、予定工程まで終わりたいものです。
Posted by M on 2014年12月13日 – 6:45 PM
やっと床のレベル調整が終わり、75ミリの断熱材と24ミリの合板が貼れました。浴室の位置を変えた関係で、コンクリートの斫りが大変そうです。20日オーナーに来ていただく予定です。屋根の色、吹き抜けの確認、間仕切りの確認後、翌日内装打ち合わせ予定です。ほとんどわれわれのご提案を尊重いただき、今まで短時間で物が決まってきました。予算と物と我々の提案と総合的にすぐ判断いただけて、現場は助かります。ワッセナーの街並みがクリスマスシーズンはいちばん似会いそうです。
先日ご入居者から、マンションのデザインの話があり、どうなるかわかりませんが、いつもワッセナーにあるマンションのデザインのプロポーションと、色合いに感心しています。町中でも上品で素敵なマンションとして認識されそうです。
Posted by M on 2014年12月12日 – 6:06 AM
夕方から門司F邸の電気打ち合わせが行われました。100坪を超える家であり、医院、カフェ、住宅と三つの用途となると、時間もかかります。途中、オーナーが気を使っていただき、現場でコーヒーを入れていただいたり、お菓子をいただいたりで、楽しい打ち合わせでした。構造が新在来のため、配線方法、配管方法はよくわかりませんが、工務店、電気屋さんがしっかりやってくれそうです。窓取り付け、外壁通気層、煙突、天井、アール外壁・・・・・・いろんな指導、打ち合わせができ、安心しました。やや工程に心配がありますが、取り戻せるでしょう。全体のプロポーションはとてもきれいです。駅前にふさわしいファサードだと思います。夜オーナーさんが自宅で食事を用意くださり、電気屋さん二人と、高層階からきれいな夜景を見ながらの楽しいひと時を過ごさせていただきました。
Posted by M on 2014年12月8日 – 6:38 AM
工事がうまく運ぶコツは、段取りのよし悪しです。そして、なるべく、つぎにひきつぐ人がやりやすいように自分の仕事をおさめる心遣いです。そしてお客様にも不安なく楽しんでいただくことがいい現場であり、気持ちのマニュアルです。もちろん技術的なマニュアルもありますし、それも大事ですが、それに縛られすぎて大事なことを見逃したり、立地条件や、使用用途で臨機応変に決断できないことも多いようです。それができてプロです。窓の収まり、防水のマニュアル、通気層の納め,断熱仕様など、資料を用意してますが、それを欲しいと言ってきた工務店はありません。その時々で、教えてくださいということで、現場に呼ばれます。このやり方は覚える意欲が見えません。マニュアルとは現場をうまく運ぶ指針であり、参考書と考えます。図面と、マニュアルで一度、頭の中で家を作ることをしない監督は、現場に必要ありません。
大宰府Sが外構工事中です。12日に引き渡す予定です。
Posted by M on 2014年12月5日 – 10:50 AM
ハウステンボスワッセナーI邸の工事が慎重に進んでいます。本来既存の床のレベルが違うので、床組からやり替えています。デリケートな調整が必要です。いろんな相談や工夫をしながら進めています。構造をきっちり固めてから窓の取り換えや、新しい間仕切り、屋根の高圧洗浄や色吹きなどいっきに進めようとしています。年内に、新しい窓を入れたいと考えています。この家は出来上がれば、本当のアメリカンハウスに仕上がるはずです。広さや、動線や外とのつながりやインテリアのリクエストがアメリカです。物に目を奪われず、暮らし方を打ち合わせできています。アメリカ在住の経験はもちろん、レベルの高い打ち合わせができて、平田も楽しいといってます。そうです。暮らしを打ち合わせれば自然と、マテリアルは決まってきます。そのマテリアルの引き出しは我々はどこより多く持ってるつもりです。