Y邸は大きい家です。フレーミングも迫力があります。雨を気にしながらですが、パネルですから速い仕事ができてます。この時期、屋根が大変ですが今週には上棟できそうです。たくさんの人が効率よく動き、立派な仕事をしています。自分のデザインのバランスがあらわれるので、いつも緊張感を持ってみています。いいプロポーションです。安堵しました。雨も困るし、晴れると、暑い。フレーミングと同じように、リニューアルのY邸の家具の搬出や、解体も空をにらみながらの工程のようです。工務店もいよいよ本格始動です。私も現場に足を運び、前向きに、デザインの検証をしながらいい家を目指します。
2018年6月の記事
遠方出張。
大阪、東京の出張から帰ってきました。週末だったことと、前日の新幹線の人身事故の影響か大混雑でした。でもうれしいことに、オーナーから歓待していただき、楽しい時間がすごせます。各メーカーのショールームや、家具,照明のショップもたくさん見れますが働いてる人たちがいまいち知識や感性に欠けてます。大都市ではそれで商売になるのでしょうが欲求不満です。デザインの依頼は九州だけでなく、広がりつつあります。デザインだけの仕事となれば、寅さんみたいに、資料と、紙と、鉛筆をバックに積めてどこへでも出向けます。自分にはそれが向いてるかもしれません。年を重ねても、楽しくやれそうです。家も事務所もなくても、腕を磨いてればこの仕事は楽しくやれます。
出張、木曽
先日、業者さんに連れられて和室の木材を見に木曽まで行きました。高速から駒ケ岳などの雪山が見え、山深い自然豊かな風景は九州とは違い、刺激を受けました。訪問先の社長から、有名なおそばをご馳走していただき、やはり、いくら写真や映像や、ネットでいろんな情報を知ることができても、足を運び、話を聞き、物を見ることで、予定以上の知識やアイデアに出会います。原木を見ると、木曽ヒノキの良さがわかり、「裏木曽」なるものが存在することを初めて知りました。少年の様に木曽の木材と向かい合ってる人たちと会えたことが財産になります。ビジネスにすぐ話が飛ぶ、業者との話ではなく、作品を見ていただき、家を語る私に、木を語りいろんな話のキャッチボールができました。昔は家作りはこのあたりからはじめていたのでしょうが、完全にプラモデル化してしまいました。寂しいことです。経済は金しか生まず、大事なものを蝕みます。心ある人が埋没し、金儲けが好きな人たちが 表に出ることにがっかりします。