Dアートの現場レポート

現場が神戸、逗子になると、現場打ち合わせを段取りよく用意周到でやらなければいけません。幸い工務店さんから毎日きちんと連絡が来るのでうまく進んでいます。オーナーの楽しんで考える時間と、スムーズに工事を進めることと両方やらなければなりません。そこはコーディネーターが上手に取り仕切っています。今度大阪までフェリーを使い荷物を積んで車で、神戸、逗子に行く予定です。逗子の地鎮祭が4日です。地耐力調査の結果がよく基礎補強は無しでいいようです。神戸や逗子に足跡を残します。　

工事前は粗品を持って近隣挨拶に行きます。『工事中ご迷惑かけます。』「何か至らぬことがあればこちらまでご一報ください。」これが礼儀です。最近近隣住人、マンションの場合はマンション住人、自治会、など書類を作りその書類に書き込み、提出やら、説明会やらご大層な決まりを決めて、大事な挨拶やら人間関係の構築は後回しで、役人的な目線で、」ここが書いてない、日付を入れろ、音の出る工事は事前に報告しろとか、工事に入る職人は名前を書いて、出るときも時間も記載。まあうるさいことで。暇でいいと思い、決めてるのでしょうが争いを助長しているような決め事です。常識を守れば十分ですし、それが何よりです。プロに対し、素人の決め事を押し付けるのはどうかと思います。

建物が完成に近づくにつれ、オーナーからいろいろ追加の依頼をいただきます。それはいままでの工事に満足いただいてる証拠です。ところが完成時や完成前の追加依頼は時間がかかります。それは新たに工程を組み、発注をするからです。多くの方は「絵画」、「写真」のチョイスや、時計などの小物のご相談、クローゼット家具、食器・・・楽しい時間ですが、選ぶ幅が多いのでコーディネーターの知識と今までのインテリアとの相性でご提案します。在庫の有無も含め結構な仕事になります。

台風前に、ワッセナーＭ邸の車庫の塗装を行い、福岡から塗装屋一人で3日で仕上げてくれました。毎日報告をくれ、写真も送ってくれました。大牟田Ｗ邸はほとんど仕上がり、クロスとタイルカーペットで終わりです。ここの職人も挨拶も含め、きちっとしてます。工務店も慣れると立場をわきまえなかったり、みっともない休憩をしたりという事も少なくありません。神戸の工務店も細かく電話で質疑を行い、マンションの組合との折衝もうまくやってくれています。オーナーとコーディネーターは今日打ち合わせていました。逗子は工務店と明日会って打ち合わせ後、見積もりを決定します。明日、私は逗子日帰り、コーディネーターは神戸日帰りです。台風がとても気になりますが、できる用意をして祈るしかありません。