A邸の基礎コンクリートを打ち終わったところで今年納めます。今年からデザイン設計,監理を中心に仕事をし、大型物件を手がけました。われわれのデザインを必要とする人との出会いを大事にしていきます。純粋に輸入住宅を求めている人と作る家はすてきです。損得や、邪念がある人、自分の考えを押し付ける人は、都合よく、客だぞという言葉と素人だからわからないという言葉を使い分けます。いい家にはなりません。いろんなオーナーや、仲間に、支えられて、老いていく十分と戦いながら来年もまだまだ新しい作品を作って生きます。よいお年を。
2018年12月の記事
人手不足の現場12月
技術者としてのレベル
住宅建築にはいくつものステージがあります。書類や申請のレベルではなく、実力ごとにやるべきステージがあるのです。とくに輸入住宅などはプラモデルではなく、大工、塗装、左官、内装が本物の職人でなければいいものはできません。セントラルエアコンも当たり前の世界ですし、何より、現場を仕切る管理者、監督が知識をもってなければ工程や段取りがうまくいきません。目を覆いたくなるような3流の工務店で工事をやらなければならないときは怒りを抑えることでエネルギーを使います。レベルが低い人ほど、知識はもちろん向上心も、意欲も持ち合わせません。平気で、「40センチ動かしていいですか?」『土間コンの範囲を増やします。」とびっくりすることをいいます。法規もデザインも頭になく、やりやすいようにやる人たちです。工期も予算も私たちのステージからかけ離れています。指導、教育も受け付けないのですから我慢しかありません。いつもの仲間が請け負ってくれるといいものが適正価格で工期どおり出来上がります。工事中もオーナーは楽しんで現場を見ていられます。
嫌気が指す現場、行きたい現場、
ある業者さんが会いたいというので、出向くと、前向きな仕事の相談でした。鏡や製作家具、エッチングなどの会社です。早ければ、大阪や、ハウステンボスのオーナーに紹介しでれば喜ばれたのに。と思いました。「何でもいってください、大概のことは答えられます。」という心強い言葉です。またひとつわれわれの仲間が増えました。同じ意識や、価値観で仲間とやるいえづくりの仕事は最高です。できればオーナーも同じ意識でいただければみんなが楽しんで現場をすすめ、メンテも積極的に行います。いたわりや御礼もなく、人を使用人のように、自分たちがやるべきことまで押し付けたりするオーナーだと人が嫌気が指し、その現場を嫌います。こんな価値観のオーナーはプレハブや、企画住宅が向いています。作品のできばえもまったく違います。やはりプレハブっぽくなります。
いつものメンバー
オーナーが東京にいらっしゃる中、写真や工程、打ち合わせをメールで行いながら無事終わりました。外構が残りますがいつもの気心が知れて技量も優れたメンバーでやる仕事は楽しいものです。オーナーも喜んでいただけているようです。それが何より力です。できにこだわりみんなで現場で話し合うことがうれしく感じます。仕事への向かい方が違う人間が現場に入ると何倍も苦労します。本来のデザインの仕事と違いただ働きが多くなります。小さなリニューアルのK邸も今日オーナーが東京からこられ、喜んでいただきました。数日のストレスが癒されました。南区のA邸の着工前を行いましたが初めての業者で心配だらけです。いつものメンバーで家作りをしたいものです。