2018年12月10日の記事

技術者としてのレベル

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住宅建築にはいくつものステージがあります。書類や申請のレベルではなく、実力ごとにやるべきステージがあるのです。とくに輸入住宅などはプラモデルではなく、大工、塗装、左官、内装が本物の職人でなければいいものはできません。セントラルエアコンも当たり前の世界ですし、何より、現場を仕切る管理者、監督が知識をもってなければ工程や段取りがうまくいきません。目を覆いたくなるような3流の工務店で工事をやらなければならないときは怒りを抑えることでエネルギーを使います。レベルが低い人ほど、知識はもちろん向上心も、意欲も持ち合わせません。平気で、「40センチ動かしていいですか?」『土間コンの範囲を増やします。」とびっくりすることをいいます。法規もデザインも頭になく、やりやすいようにやる人たちです。工期も予算も私たちのステージからかけ離れています。指導、教育も受け付けないのですから我慢しかありません。いつもの仲間が請け負ってくれるといいものが適正価格で工期どおり出来上がります。工事中もオーナーは楽しんで現場を見ていられます。