2015年1月の記事

寒くて、雨

category: 新築西区D邸

雨でも、寒くても、職人は黙々と物を作ります。われわれのほとんどのオーナーは「お疲れさんです。」というやさしい言葉と、暖かい差し入れまでいただくことも多々あります。本来家づくりの主役は彼らです。わたしは全体の形や空間をプロデュースする立場です。「こんな森にするからそのつもりで木を植えて。」という関係です。衛生器具や、キッチン、クロスなど、一つ一つはオーナーが楽しく決めていただいていいのですが、空間の統一性は我々の仕事です。西区のD邸は雨の中、型枠が組まれ、月曜日、コンクリート打ちです。寒そうです。高いお金で、立派な型枠や、仮設を用意していい家に見せるメーカーが多い中、安いもので、丁寧にいいものを施工することが本来の建築です。この前のアメリカの現場視察で、それがプロだと知りました。家は安いのに、家に関係ない立派な仮説やパフォーマンスで素人をだますような手法が多すぎます。そのお金は見積もりに入っているのですから・・・・。われわれの現場は素人にはわかりづらくても、必要最低限で行うプロの仕事が見える場所でありたいものです。

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面白い現場

category: 新築西区D邸

西区D邸が壁配筋が終わってます。これだけの深い工事は南区M邸で先日行いましたが、四方向すべて埋まりますから気を使います。難しい工事が続きますが、現場がたのしく、勉強になります。すぐ海辺の、地盤が弱いところなので、杭を打っての工事です。型枠、コンクリート打ちと続きます。配筋は精度よくOKです。

門司のF邸は窓のフラットモールが付き、折れ屋根の、軒天が張られました。エアコンの設置や、ダクト、配線も終わりいよいよボードでふさぎます。流しや、衛生機器の発注を来週3日には終わらせなければと思います。カフェと、クリニックと、住まいが併合された建物で、在来木造です。住宅だけは輸入部材ですからいいのですが、そのほかはわたしも勉強しながら現場を楽しんでます。現場のスピードは効率よく、人も配置され、決め事さえうまく進めば心配された工程も大丈夫かもしれません。変更や決定できず手戻りにならないことは大事ですが、納得されることも大事です。バランス感覚を持って進めます。

今までにない建物でもありますし、この併設がそれぞれにプラスになるようなデザインにしようと思います。特にカフェは新規事業です。その辺の喫茶や、レストランを作るより、オーナーこだわりのすてきな住処にくつろぎに来るような発想で、がんばりすぎないお店をめざしたいのですが・・・・・・。

面白い現場はわくわくします。

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よく動いた一週間

category: 未分類

門司のF邸の現場打ち合わせと、後日、ショウルーム打ち合わせ、南区M邸現場打ち合わせ、大宰府Sの申請打ち合わせ、事務所での、西区D邸打ち合わせ、と職人との現場打ち合わせ、ハウステンボスワッセナーのI邸現場打ち合わせ、と翌日の事務所での打ち合わせ、よく動きました。オーナーも職人も、楽しいうれしい打ち合わせができる現場はいい出来になります。われわれを信頼尊重いただけてることが実感できると、疲れもなく、全てが前向きになれます。1月も残り一週間。動き続けます。何人かのお客様と食事もさせていただき、会話の中からたくさん勉強させていただけます。おかげさまで、新しい出会いや、素敵なお店も知ることができました。ある現場で私が車の後ろをぶつけ、ガムテープで、バンパーを止めて走り続けたことを除けばいい一週間でした。

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新しい経験

category: 未分類

門司のF邸は設計、監理の仕事で、請負業者は別です。在来での工事のため、私が初めて見る工事も多く、勉強になります。みんな集まっての打ち合わせでした。断熱材が吹きつけられ、100坪を超える家が一日で断熱工事が終わりました。構造も、根太レスというやつで、合理的です。電気職人は考え方がとても優秀で柔軟です。、配線なども、ツーバイと違い、興味深く見ています。空間の形や、バランス・・・・俗にいうデザインの部分は理屈ではないので、強引に指示させてもらってます。工務店それぞれがやりやすいように、付き合うメーカーがある程度決まっており、できるだけ既製品を使おうとするのでチョイスの幅が狭く、手作り感に欠ける所は見られます。ある意味われわれが一昔前の家づくりを続けているのかもしれません。世の中のすべての素材を対象にして、できるだけ職人の手作りで作り上げるやり方は、修行を積んだ人が集まる必要があります。大工、塗装、左官・・・・。メーカーの品物から物事を決めるのではなく、こうしたいからどうやって作るかを考える思考が我々流です。ものすごく非効率なことをやってますが、それが面白いのです。でも、この現場の経験は大事にします。学ぶものも多々あります。先生の素早い思考力と決断力にも驚かされます。日々いろんなことを考えられてるようです。

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打ち合わせ

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改装を依頼されている、ご入居者のMご夫妻が嬉野からお越しいただきました。築19年のご入居者が,築27年の事務所を見て、「同じにおいがしますねー。」と喜んでいただきました。「考えると長いことこの仕事をさせていただいてるなー。」という感想です。年月により確かにライフスタイルは変わります。熟年夫婦が愛着を持っていただいてる家を住みやすい家に改良します。うれしいお客様です。

南区M邸現場打ち合わせは塗装と、衛星器具です。なかなか前に進みませんが、焦らずやります。大工工事は家具やキャビネットを残して終わりそうです。渕上が階段手すりや、ウインドヘッド、暖炉飾りをいつものように作ってくれてます。さすがです。自信を持っていいものを作り上げたいと思います。性能もデザインも、自信を持っていいと、嬉野のMご夫妻とお話しして感じました。

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判断、決断

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現場ではいろんな判断、決断が必要です。地耐力、地質、予算、構造、経年など、できるだけの情報の元、判断します。データーも、図面も、測量も見ることなく、判断や意見などできません。判断や、意見には責任が付きまといます。西区D邸は杭工事が終わりました。一部、2メートルほど掘削して、基礎を作ります。近隣との塀や土止めブロックは、外構工事で、既存を生かしつつデザインするつもりです。2メートル掘り込むところは地盤が強くないので矢板を打つ予定です。オーナーからもお任せいただいており、来週から基礎工事に入ります。

ご入居者の佐賀K様、白石K様からお電話をいただき、ご相談があるとのことなので、16日嬉野のM邸改装打ち合わせの後、お寄りしようと思います。最近ご入居者からのお電話が多く、ありがたいことです。本来はわれわれが定期的に伺ったり、お電話を差し上げるべきなのでしょうが、何せ、二人の弱小会社です。ご勘弁ください。

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三件の打ち合わせ,一件の報告

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午前中小倉のI様と打ち合わせでした。久しぶりにお邪魔した家は築9年。新築当時より素敵な生活空間が広がっていました。「快適に暮らしてて感謝してるんですよ。」という言葉をいただき、本当に幸せな気分になりました。つくづく家はオーナーの感性やセンス、理解力、知識力だと思いました。実家のエントランスの改装の提案でしたが、ほぼご了解いただき、見積もりに入ります。昼は門司のF邸現場です。先生ご夫妻もお越しいただき、楽しく打ち合わせできました。空間を見るたびにいろんなアイデアが湧き上がられているようです。夕方M邸現場打ち合わせでした。しっかり打ち合わせが必要な時期です。お互い納得して、理解して進めるため打ち合わせ回数を増やし、仕上げに入ります。西区のD邸は杭工事が終了しました。夜オーナーへ報告しました。

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現場状況

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南区M邸は造作打ち合わせ、仕上げ打ち合わせを現場で、行っています。来週からはクロス、塗装の色など予定しています。全てはバランスです。ハウステンボスワッセナーI邸は既存サッシを慎重に取り外し、樹脂の輸入ペアガラスサッシの交換が終わりました。防水やおさまりなど、今回の工事で一番神経を使う工程です。これからいよいよ造作に入ります。土曜日にはお任せいただいている天井の織り上げや、吹き抜け、梁など、現場で決めます。23日に来られるまでには、空間構成ははっきりわかると思います。門司のF邸は来週エアコンの配管や、電気配線など行い、そのあと断熱の工事です。

大宰府高齢者住宅の、サ付き申請で、また役所とバトルです。「自分たちは主観を持っちゃいけませんから。」という一言を聞いて、話し合いは無理で、決まりごとの数字だけ追いかけるロボットと思い接しようと思いました。

1階リビング窓(外部)1階リビング窓(内部)

心引き締まる対応

category: 未分類

北九州門司のF邸の中間検査でした。何事もなく無事終わりました。前日はクリニックがお休みで、ご家族で現場に来てくださり、笑顔で楽しく見てくださいました。めったにない大型物件です。まとめあげるのに、大変な労力と、時間と打ち合わせが必要ですが、クリニック、カフェ、住宅全て電気打ち合わせ、エアコン打ち合わせ、床材、キッチン、窓、ドアなど輸入部材も順調に現場に入り、国産部材も、どんどん決まり発注できてることで、工事が止まることもないはずです。オーナーの素早い決断と、信用いただいたからこそのスピードです。先を先を見て段取りできます。作り手のペースでやらせていただけるということは、「信頼して任せたよ。」ということです。心引き締めて、期待にそむかぬようにということを職人や業者にも話しました。近くでお茶もごちそうになり、楽しいひと時でした。

小倉の、I様のご実家のエントランス改装の、現場調査も終わりいよいよ図面を書いてます。ご入居者からの依頼は絶対にいい提案をしなければいけないプレッシャーに襲われます。住宅つくりに少なからずご満足頂いてるからこその再依頼です。ポカは許されません。「いい提案を楽しみにしています。」うれしく心引き締まるお言葉です。

われわれのお客様はレベルの高い対応をしてくださいます。それだけに、いい緊張感を持って対応しようと努力しているつもりです。

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現場開始

category: 未分類

今日から現場開始です。南区M邸、門司F邸、ハウステンボスワッセナーI邸、そして、10日地鎮祭の西区D邸で今年スタートします。暮れと年始は材料の発注が大変です。先を見越した対応が必要な時期です。現場においてお客様と我々、我々と職人、お互い疑心暗鬼になったり、納得できないことがあれば、本音で打ち合わせが必要です。全てはいい家を作るためです。また、メンテのご連絡や、改装、改造など、昨年12月に承った件については手早く対応します。今日はM邸と、F邸現場の予定です。監督や、職人にも顔を見て、今年の意気込みを聞きたいと思います。渕上大工は免許の切り替えを新年早々終えた様です。アメリカからの照明など着き次第熊本、M邸の残工時にも向かいます。今年も我々らしく、現場を進めます。

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