うんざりするほどの雨です。予定が延び延びになり、イライラも頂点です。この週末で8月も終わり、南区M邸、太宰府S、熊本M邸は雨で泣かされた一か月でした。9月から着工する門司のF邸は今申請中です。メンテナンスや追加工事も含めて、雨でしごとがたまってます。速やかに取り掛かる段取り中です。
熊本M邸
南区M邸の地下コンクリート工事の型枠とサポートを外しました。役所にいじめられ、雨にいじめられ大変な作業でした。建築の範疇を超え、土木工事のプロが手掛けてくれた事で、悪条件の元、立派にできました。これから少しずつ埋め戻し、転圧し、を繰り返します。塗布防水も一部行います。来月早々建築にバトンタッチする打ち合わせを現場で行い、基礎屋、フレーミング屋、設備屋、電気屋、監督、と内容確認をします。さあいよいよ我々のジャンルの工事が始まります。特徴のある家です。いろいろ検証しながらいい作品を作ります。渕上がたたきます。
大宰府Sの戸建残り2棟の基礎配筋も終わりました。先行の2棟は断熱が吹きつけられ仕上げに入ります。
こだわりの家は着工から9か月がたちました。造作はほとんど終わり、塗装の最中です。週一回の打ち合わせで少しずつ進んできた現場は妥協することなく、打ち合わせてます。おしかりを受けなければいけないところも多々あるのですがオーナーのご好意で救われています。オーナーの価値観にあわせた工事の進め方のつもりがオーナーが我々に合わせていただいたりしています。反省です。工事というのは段取り、丁寧、スピード、片付けが基本です。予定どうりに進むためにどう職人や人を配するかが監督の腕にかかってます。一人は半人前、二人は三人前とはよく言ったものです。
外構も今打ち合わせ中のようです。建築との取り合い、足場との関係など、外構まで考えると今年いっぱいかかるでしょう。こういう家の作り方も、オープン工法ならではで、プレハブや、ローコスト住宅では考えられないことです。
この作品がうまく竣工したら、また力がついてるはずです。
モールの一部
いろいろな問題が解消して、19日北九州F邸(医院併用)の地鎮祭でした。我々にとっても在来木造での大型物件ということで、慎重に工事を見守るつもりです。特に輸入部材のおさまりに注意を払います。デザインについては存在感のある、バランスのいいアメリカンハウスです。カバードポーチが品よく住宅と医院の空間をまとめてます。雨天でしたがちょうど雨が止んだ30分が、神事でした。幸先のいいスタートです。
昼からは中央区のビルの中に、医院を計画、見積するため、電気、設備、建築の職人さんたちと、調査に行きました。搬入方法から検討し、夜間工事をなるべく少なくしたいと思います。大きなスペースです。既存の、照明、エアコンをなるべく利用し、設備配管も効率的に、がテーマの現場察視です。こちらもスタートです。
6日午前中、健康診断で、鼻から胃カメラ検査です。痛くて、つらくて、気持ち悪くて散々でしたが、昼から久留米の、B邸のメンテ現場に行きました。仕事が一番です。クロスやコーキング、石工事に、大工工事、駐車場工事、プロパン移設、一気に2日でかたずけます。いつもながら、冷たい飲み物、お菓子など至れり、つくせりで工事させていただいてます。夕方から、北九州のO邸現場に集合して、夜は美味しい懐石にご招待いただきました。ほぼ出来上がり、お疲れさんでしたというねぎらいの言葉をいただき、恐縮です。10年近くのお付き合いで4棟の依頼をいただき、かわいがっていただいています。性能の分野においては先生からの住んでみてのアドバイスはすごく参考になります。
働くことで楽しいことや人に出会えます。いい仕事です。ご入居者が財産です。
宗像K邸が竣工間近です。木製サイディングも塗装が終わり、広いカバードポーチの木製デッキを作ってます。シンプルすぎるくらいシンプルなアメリカの田舎町でよく見かけるデザインです。余分なものを極力排除したデザインとライフスタイルはアメリカ大好き人間しか住みこなせないと思います。最低限のプライベートと、楽しむことを最優先したパブリックはアメリカそのものです。コンピュータ化された設備機器や衛生機器、必要以上の電気やコンセントの用意、不用なものを付加して、値段を高くした建材等排除すると、工事費は思いのほか安くなり、人に依存せず自分で工夫し楽しめる暮らしが送れます。特にご主人が熱心に自分の好きな暮らしを追い求められたことへの情熱に感心させられました。家族4人、そしてご親戚や仲間と楽しみながらの暮らしが容易に想像できます。うらやましい家です。家ってこうあるべきじゃないだろうかと考えさせられた物件です。サーフボード収納をはじめプラス思考満載の住宅です。
八月です。十日恵比須に朝お参りしました。北九州のO邸が竣工検査が無事終わりました。今から残工事や手直しを行います。ここは着工時から、ご両親に現場監理をしていただき、竣工にいたりました。今までの家づくりのご経験を生かされて、たくさんのアドバイスをいただき、渕上大工とも打ち合わせをしていただきました。外構工事はこれからです。お盆までに外構を決める予定です。
大宰府Sの改装の方はいろいろ問題を解決しながら、工務店の社長と進めてます。オーナーからも「任せます。」と言われ、隣の戸建てともども、いちばん忙しい時期です。お盆までに雨仕舞を終わらせます。
南区M邸はそろそろ底盤のコンクリート打ちです。壁の配筋からスラブまでお盆までにできればと思っていますが・・・・・・・。
熊本M邸は着工から9か月目に入りました。こだわって、検証しながら進んでいます。お盆までに、造作工事を終わらせるのが目標のようです。いい家になってます。
暑い時期の頑張りが秋口の仕事をスムーズにしてくれます。