施工中の現場打ち合わせが何より楽しい時間です。造作家具、色、アウトドア、モールディング、・・・・・夢が広がります。「楽しみー。」この言葉が家作りにもっとも必要な言葉です。住み手と作り手がおなじほこうをむいて、アイディアを出し合い、物事を決めていきながら素敵な家を目指すのです。ハンモックのアイディアがオーナーから出されかっこよくホールにつるすことにしました。T邸は購入家具も決まり、クロスの打ち合わせ塗装の打ち合わせに入ります。K邸は明日テレビを取り付けて竣工検査です。糸島M邸はオーナーから「打ち合わせがとても楽しいという評価を頂、何よりうれしく思います。物事がとまる現場を作らないことが大事です。
2019年11月の記事
着々と進むT邸
宗像T邸は順調に進み打ち合わせもさくさくきまりいい家になりそうです。断熱材も入り、通気層胴縁も終わりいよいよ化粧です。ものが決まらない家は迷い箸と一緒で品がありません。デザインにこだわって、町並みやオーナーやメンテなど考えてベストと決めたものに対し素人が建築とは離れたところで良いの悪いのと判断されると、すごい労力と、時間とお金をかけてその人たちを納得させるといういらぬ仕事が増えます。困ったものです。建築にかかわることは建築家に協定判断を依頼すべきです。エアコンの冷媒管がみっともなく外壁を這い,誰が見てもへんてこりんな増築や、打ちっぱなしネット・・・・・やるべきことはそこです。信頼しあうオーナーと作り手はいい家を完成させ、素人が口を挟む家はチープです。オーナーや、素人が権力を持ち指示することはおかしな話です。
大事な決め事は楽しく。
T邸は上棟も終わりいよいよ細かい決め事が多くなります。外壁の色、床材の選定、塗装の色、クロスやタイルなどの仕上げ。・・・・。オーナーご夫婦と楽しく話しながら、決めていきます。私の意見を聞いていただきその理由や今までの作品も含めて決断いただいてます。そうすることで工務店や職人も、手が空くことなく、気持ちよく現場が進むため、少々の手間はサービスしてくれます。一緒に家具やカーテン照明なども決めていくときも基本は楽しく、信頼しあうことです。時々、悩むことをよしとする人や、何の理由もなく決める知識もなく先延ばしにすることをこだわりと思っている人、われわれを御用聞き程度に扱う人、都合よく、素人だからわからない、客だからわがまま言いますという理屈の人も少ないですがいらっしゃいます。面白くない家作りは「愚作」を生みます。