今日はメンテと点検で市内2件のご入居者宅を訪問しました。先日ひさしぶりに事務所にお寄りいただき、いろいろお話をお聞きしてたので短時間で終わりました。わたしがご無沙汰したのがいけないのですが、ほかで工事をしたところが、外部にもかかわらず、木扉で作り、腐食したり、換気がとられてない倉庫、素人の配管みたいな雨水の集水で、水が噴き出しています。またこの際、どちらも10年過ぎていますので床下の点検や小屋裏も点検です。塗装は塗料をお教えしてご自分たちで楽しみながら塗ってもらうことにしました。どちらのお宅も、年月がいい味を出し、雰囲気がいい佇まいです。楽しく昔話ができることがとてもうれしく、大事に住んでいただいてることに感謝です。自分が作ったものは時間や経費が掛かっても自分で管理、メンテをしたほうがいいようです。家と、ご入居者への「愛着」を持って管理すべきですから。
2017年9月の記事
外構
デザインとしてかなり重要な工事がエクステリアです。鳥栖のM邸もご入居後外構に着手しました。広い敷地です。来月中ごろに終わる予定です。ワッセナーのU邸は増改築が来月初めに終わりますが、それからエクステリアもリニューアルです。私は外構は衣服だと思っています。家そのものが人で、メイク、ヘアースタイル、プロポーション、肌の色、アクセサリーで主張し、衣服を着る。そして「庭」という概念より、エクステリアデザインという作りこみ方が大事です。意外と建物と外構がバランスよく一つの作品になってるものは多くありません。概念としては一人のデザイナーで、作りこまず、家は家、外は外という考え方がはびこってます。外構こそ、アメリカのデザインを勉強すると町は一変すると思います。
佐世保、ワッセナー打ち合わせ
10時半佐世保のL&Sマンションの定例打ち合わせで、部材の質問があるということで朝早く出ましたが高速事故渋滞で30分遅れで到着しました。申し訳ない。ワッセナーの増築中のU邸現場に行きました。外構、カーテンの採寸、テラスの照明の取り付けなど、電車で来た平田がやってます。S邸も追加カーテンの採寸です。佐世保市内のS邸現場を見て帰路です。日曜日も再びワッセナーまで来て、鹿島のY様打ち合わせです。ワッセナーは何度訪れても、飽きることはなく、自分もここに住めるように頑張ろうと思います。家を壊すか大事に住み続けるかは人が決めます。価値あるデザインで作られたものは何とか手入れしながら残し続けます。ヨーロッパの国々もそうであるように、きちんとしたお金をかけ、いいデザインで作り、長く人々に愛されることがエコであり文化的な思考です。以前の日本もそうだったのですが、早く、安く、簡単に儲かる家として、経済優先の哀れな住宅がおおくなり、20年や30年で建て替えという低レベルな国になりました。会話の端々に、文化が感じられず、「高いでしょ。」「そこまでしなくていいですよ。」「まけてください。」恥ずかしい限りで、まして、街並みなどに気掛けてる人はほんの一握りです。ひとりが責任を果たすことで、街が価値あるものになるということをワッセナーは感じさせてくれます。
打ち合わせ
大阪にK邸打ち合わせで出張です。工務店と話し、オーナーとの打ち合わせも行いました。打ち合わせはどうしても、メールやファックスを使うと真意が伝わりません。プラモデル式打ち合わせならいいのでしょうが、・・・・・・・。顔を突き合わせて初めて、相手の気持ちを知り、こちらの意を伝えることができます。鹿島のY邸の模型を作りました。バランスや、雰囲気がわかってもらえます。今後の打ち合わせに、効果を発揮します。無事、ももち浜S邸マンションのリニューアル引き渡しました。先日ワッセナーS邸樋のつまりによる雨漏れのメンテも終わりました。我々の家づくりは、顔が見える打ち合わせが何より大事です。それをはしょろうとすることが、経費削減だの、効率アップだの言ってる大ばか者の業者など、付き合いたくありません。もっと自分たちのレベルを上げて、質のいい仕事をできるようになって、仕事を増やさないと、馬鹿が経費も削減したら大馬鹿になるだけです。お金が全くなかった事業初めのころ、平田と、とにかく動くだけ動いて、走り回って、お金を補おうと話しました。今もそれは続いていますが、いい家を作る仲間は前向きに動く人が条件です。
施工状況の連絡、作品集のリクエスト
進捗
鳥栖のM邸は無事お引越しが終わりました。今日は佐世保のSご夫妻が打ち合わせで事務所に来ていただきます。現場は地盤改良をすることになり、コンクリーの車庫工事の準備中です。佐世保のL&Sマンションは構造が終わり、先日内装打ち合わせでした。ワッセナーのU邸増築はテラスのタイル、増築部の建て方中です。鹿島のY邸は二世帯の大型新築物件ですがエレベーターをつけるかどうか、地下を作るかどうか思案中です。ももち浜のS邸マンションリニューアルはいよいよ仕上げで、15日引き渡し予定です。K建設のモデルハウス工事は週半ば確認提出予定で、打ち合わせ予定です。大阪吹田の大型物件K邸は週半ばに役所と、オーナー打ち合わせです。お客様に恵まれ、動けてます。
検査
鳥栖M邸が竣工検査と、取扱説明でした。半年以上かけて、作り上げてきた家は、いつものことですが、喜びと反省と、うれしさとさみしさと複雑です。工業化住宅や、既製品の組み合わせの家づくりと違い、手作りです。重箱の隅をつつくような検査は必要ありません。手作りで味わい深く、バランスがいい空間かどうかです。近づいてみる検査より、遠く離れて全体を見ることがデザインの検査です。雨の中荷物を入れる手伝いの最中、配管のため、掘って埋め戻したところに足を置き、写真のような有様です。みんなから笑われました。これから我々からオーナーに家づくりの責任者が変わります。どう素敵に育てていただけるか楽しみです。9日お引越しです。落ち着いたらまた写真撮影を行います。
工務店の姿勢。
今どこも仕事が多く、職人不足で、工務店も少々、乱暴な仕事の受け方でも、許される時代です。日ごろから家づくりに愛着を持ち、ポリシーがあり、プライドを持ってるところは「営業」部隊がいて、お客様の声を代弁し、工事現場の清掃、挨拶、工程の順守、報告相談連絡の徹底など、勉強会が頻繁に行われているようです。このような地道な活動は、不況になった時に強さを発揮します。すべての思考はお客様に寄り添うことで決定するべきですが、安かろう悪かろうにははっきり拒否する姿勢も大事です。今お付き合いいただいてる、アーツ工房、K建設は自信を持ってお勧めできる工務店です。「輸入住宅」というジャンルはもちろん、すべての施工技術と、現場の心意気が申し分ありません。ふたりだけの小さい会社で、微力ながら、私共はいいデザインを渡し、お願いすることで、こたえたいと思っています。オーナーと工務店と我々の共同作品でなければいけません。そして、オーナーがプライドを持てる家でなければいけません。
暴力?
少し前までは職人見習いの若者が現場で、親方にどなられたり、小突かれたりしながら、黙々と仕事をしてました。しかし休憩や昼飯の際は、みんなから可愛がられ、「食え食え」といろんなものをもらい、仕事終わりには晩飯をおごってもらったり、時には飲みに連れて行ってもらったりで、躾も技量も、遊びも、「面倒を見る。」という世界だったように思います。一人前の職人、社会人を育て、それが代々継承されることで、日本の職人は世界一だといわれるまでになりました。そんな光景がなくなりました。スポーツの世界や、音楽の世界、お笑いの世界・・・・師匠と弟子の間には、暴力ではない暴力が存在していました。それを、経験もしてなければ理解もしてない輩が「暴力はよくない。」の一言で、ひ弱な人間、わがままな人しかいない国にしました。日野テルマサの行為を、凡人のバカマスコミが偉そうに流すことではない。ほかにやるべきことがたくさんあるだろう。こいつらの人を暴くくだらない行為は暴力以上です。下手すりゃ、テレビ局という権力で、100キロ走れ、24時間走れもどうかと思います。暴力です。その人をカメラで追ってひと儲け。私にはそう見えます。成熟した大人が未熟な若者をしつける上で、尊敬や、愛情のもとで両者納得の行為を暴力と呼んではいけません。国で言えば北朝鮮です。こんな理不尽でわがままな躾を受けてない国の権力者には鉄拳が何より必要です。殴る方も痛くていやだが、誰かが躾治してあげないと。いって聞かせられないときは本気で殴ってやらないと。殴られるのが嫌な人、殴るのが嫌な人。自分さえそこそこ暮らせればという人であふれかえり、自分の子供さえしつけられないのですから、いい国になるはず等ありません。