先日、業者さんに連れられて和室の木材を見に木曽まで行きました。高速から駒ケ岳などの雪山が見え、山深い自然豊かな風景は九州とは違い、刺激を受けました。訪問先の社長から、有名なおそばをご馳走していただき、やはり、いくら写真や映像や、ネットでいろんな情報を知ることができても、足を運び、話を聞き、物を見ることで、予定以上の知識やアイデアに出会います。原木を見ると、木曽ヒノキの良さがわかり、「裏木曽」なるものが存在することを初めて知りました。少年の様に木曽の木材と向かい合ってる人たちと会えたことが財産になります。ビジネスにすぐ話が飛ぶ、業者との話ではなく、作品を見ていただき、家を語る私に、木を語りいろんな話のキャッチボールができました。昔は家作りはこのあたりからはじめていたのでしょうが、完全にプラモデル化してしまいました。寂しいことです。経済は金しか生まず、大事なものを蝕みます。心ある人が埋没し、金儲けが好きな人たちが 表に出ることにがっかりします。