我々の現場の職人は「とても丁寧で、気持ちよくわがままを聞いてくれ、いい人ばかりですねー。」とよくお褒めいただきます。 しかし平田が怒ってます。「現場のある職人の態度、口のきき方がなってない。」「お客様の気持ちや喜んでいただこうという言う気持ちがない人はうちの現場には今後一切入らなくていい。」「お客様は私に家を託してくださってる責任がある。」ここまで熱く注意できるようになったこと、会社の考え方を自信をもって伝えようとする姿勢に、感心してます。根底には、だれにも負けないほど家づくりが好きで、だれより動き回り、いい作品を作り、お客様に喜んでもらおうと考えてる自信があると思います。女性で自分より年上の職人に、まして男性に注意できる人は、そうはいません。保身に走らず、怖がらず・・・・。平田は人からの注意や私から怒られたことを表面ではなく中身を理解し、自分の肥やしにします。だから24年一緒に仕事をし続け、お客さんからの信頼も厚いのです。彼女の口ぐせの中に「謙虚に仕事してればお客さまや職人さんたちが育ててくれる。」という言葉があります。それに引き替え歳を重ねても、常識や、知性がなく、自分の仕事にプライドすらもてず、飯の種としか思ってないバカは排除します。人の都合でたまたま応援に入った以前からバカな職人です。
優しく、厳しく、謙虚に、向上心をもって、謝り、怒り・・・・・・自分をすべて出して、付き合うことを望みます。裏側に愛情があるかどうかが見えない人は、本筋から思考がぶれますし、成長しません。政治評論家の三宅久之さんの追悼で、多くの文化人は、よく怒り、「黙れ、俺の話を聞け、ポンスケ、そんな考えじゃいけません。・・・・・」厳しく怒られ怒鳴られましたが、その裏に愛情があり、正論だったから人から頼られ好かれた。という感想を述べてました。