下関Y医院の隣の空き家をリフォームして薬局が借りようかという話になり、現場調査をしました。薬局としての約束事は何とか守れそうな間取りでした。寸法をとったり、間取りを書いたりしてイメージを膨らませましが、外観デザインが作りこみにくく、苦戦しそうです。
先日の北九州K邸のフルリフォームの現場調査も、その場所をうろうろすることでひらめきを待ちます。こちらはすばらしい建物で、お住まいになっていて、図面もあるので調査の必要はありません。住んでいる人でないとわからない情報を沢山仕入れることが大事です。風向きや日当たりなど・・・・・・。
現場調査の後直ぐに、感想と大きな指針を示すように心がけています。オーナーさんたちはプロの意見を待ってあるはずです。俗に言うコンサルタントとしての意見を述べることで、またいろんな発想も出てくるのです。とにかく新築の数倍神経を使い、難しいのが改築です。徹底した調査と打ち合わせを繰り返す必要があります。目からうろこのアイデアは、調査の繰り返しの中から生まれます。
この二つの案件はGW中に自分の考えを図面化する予定です。熊本のS邸はセントラルエアコンのダクトが施工され、電気配線が行われ、通気層工事中です。

Posted by M on 2012年4月21日
下関Y医院の工程、熊本T邸の防火サッシ、熊本S邸のセキュリティー、御入居者メンテナンス・・・・業者に集まってもらい打ち合わせをしました。技術的なことはもちろんですが、お客さんが何を希望されてるか、われわれが何故この提案をしたか、いわゆる、作り手に主旨を理解してもらうことが一番大事なテーマの集まりです。工事を進める上で、材料の品番だけ教えてくれればいいという考えの作り手には、我々の作品を託したくありません。一緒になって、テーマに沿って意見を、アイデアを話しながら作るからこそ、面白くもあり、いい物ができるのです。それができない集団の家作りが、会社が儲かるようにで、全てを決めてしまう企画住宅と呼ばれる大きな「プラモデル」です。マンションと同じ考え方で「住処を買ってください。」というスタンスのようです。この考えは、熟練工がいらない、若い知識のない営業マンでも売れる。工期が短く資金回収が早い。工事の手間隙がかからない。・・・・等、企業側都合が多く、お客様のニーズを理解して喜んでいただくためという文言は見当たりません。商品としての家を買うか、打ち合わせしながら家を建てるか、・・・・・・・
人と人とがつながり、みんなが考え、みんなが笑顔で終わる、アナログの家作りを手間隙掛けて続けます。
築16年の御入居者K邸をリフォーム後メンテナンス中
Posted by M on 2012年4月17日
熊本S邸は屋根工事も終わり、サッシも7割ほど取り付けてます。きれいなフレーミングで、地縄のとき小さいと感じた不安など忘れるほどの迫力です。特にLDKと吹き抜けのある2階は、大空間です。Zドーマーは外観も内部空間も特徴的な表情を見せてくれます。外観を見た中村の一叫び「でっか。」2階に上って一叫び「ひろーい。」人間本当に驚くと当たり前の感想を恥ずかしげもなく口にするようです。
この現場から歩いてもいける距離にT邸を計画中です。役所の事前調査や事前打ち合わせもほぼ終わり、いよいよ本格的に輸入部材のドア、キャビネット、フローリング、衛生機器・・・・・楽しんで平田ときめていただき、一方で役所への申請と実施設計をスタートします。
熊本は4月から政令指定都市になったようで、二つの現場の住所にも「中央区」がはいりました。


Posted by M on 2012年4月14日
佐賀K邸の小屋裏図書館が電気工事を残して完了です。先生の膨大な量の本が整理され、いすでもあれば読書室にもなるくらいの広さと仕上げです。ところが奥様は「わーすごくきれいに広くなったわねー。だいぶんいろんなものがなおせそう。」ご夫婦の利用目的が整理されないうちに完成して、これから使い方が話し合われるようです。ゴールデンウイークは先生が小屋裏にこもり、本の整理だと思われます。壁際の本棚が使えるよう、部屋の中央に雑物が大量におかれた「図書室兼収納室」になりそうでやや不安です。

佐賀K邸は本棚を設置しています。10日で造作を終え、Pタイルやクロスなど内装を工程どうり13日で終わります。。15日には荷物の搬入、その他の場所のコーキング、タッチアップ、クロス補修等一日で行う予定です。
ハウステンボスB邸は10日に、現地で塗装屋との打ち合わせです。かわら屋根の高圧洗浄と、塗装、窓のモールディングやサイディングの塗装やタッチアップに入ります。大工工事は13日でひと段落つき、16日から輸入キャビネットの据付予定です。
熊本S邸は棟が上がり、屋根工事中です。週末現場での電気打ち合わせを予定してます。
工程どうりどこも進んでいます。平田が先に先に発注をするように、工務店に指導しております。工程の遵守も含めて、監理者平田の腕が作品に大きく影響します。下関のY医院も今月着工します。


佐賀K邸の小屋裏収納を図書室にリフォームしています。本棚を製作して現場に搬入し、壁に埋め込み設置します。床にはPタイルを2色使いで貼り、壁は波目のお洒落なクロスを予定してます。エアコンも取り付け、先生にとって快適な「男の隠れ家」を目指します。これまでの収納はしごをはずし、ダグラスファーの2X12、2X6を使い、ストリップ階段を設置しました。現場塗装でダークブラウンのオイルステインを塗る予定です。毎朝佐賀に通い、予定どうりでいいかどうか、新しく検討すべき細部の収まりなど、監督と検証してます。仕上げ材、ドア、断熱材、など全て材料は現場搬入が終わっており、段取り良く進んでます。12日完成予定です。
いろんなところの空間を少し手を加えることで、おもしろい気持ちいい空間や便利な空間に変えることができます。いいアイデアといいデザインが生活に潤いを与えてくれるはずです。オーナーもそこを期待して我々にお声を掛けてくださったそうです。現場管理の合間に外部の点検をしていると、コーキングの劣化、塗装の不具合、金物のさびなどが見て取れます。内部もクロスの浮きや開き、目地のはがれ・・・・・できるところはご説明の上、補修しておきました。一部、費用が発生するところもありますが、ほとんどが気遣いの範疇です。


他社で建築された2X4のリフォームをさせていただいたり、築10年以上の我々の作品をリフォームさせていただいたりする度に構造や強度、材質や素材いわゆる「性能」と呼ばれるものを、目の当たりにします。壁の中や屋根裏の断熱と施工精度、根太や合板の大きさ、厚さ。手前味噌になりますが、我々の作品は優れた「ハード」に支えられたソフト、いわゆるデザインだと再確認しています。月隈T邸の内壁補修や外壁汚れ洗浄も無事終わり、5日からは佐賀K邸の小屋裏工事にはいります。
熊本のS邸も、まもなく上棟です。フレーミング中を見ていただけば、構造へのこだわりがわかっていただけると思います。美しい骨組みです。ペアガラスサッシ、大事な断熱材、無垢のフローリングやケーシング、職人の手による塗り壁や塗装・・・・・・。我々のすまいのなかみをぜひごらんいただければと思います。
ハウステンボスはフルリフォームがご覧いただけます。性能もアップも含めて、ビフォー、アフターをご覧いただければ、目からうろこの提案満載です。
ハウステンボスB邸 熊本S邸


熊本T邸の融資の打ち合わせを中村同行で行い、その後S邸現場に行きました。熊本S邸はフレーミング中です。2階の壁まで終了しており、7日か9日に上棟予定です。相変わらず現場は清掃が行き届き、雨対策でシートを全体に掛けてました。前夜の雨でも濡れず、すばらしいと思っていたら、一部シートにたまった大量の水がポタポタと落ちているところがありました。まあ影響はないのですが、ほかがすばらしくどうしても気になったので、中村とびしょびしょにぬれながら、「こわーい。」「わー水が顔にかかるう。」などキャーキャーいいながら1時間掛けてシートにたまった水を取りました。外部足場に上り、脚立にのぼり、ビニール袋で水を受け、すべてへっぴり腰です。終了間際は笑顔も口数も消え、濡れ鼠状態です。帰りは高速も渋滞、パーキングもいっぱい・・・・・・。でも中村の一言「人知れずがんばるって、終わると気持ちいいですね。」彼女も濡れたストッキングを脱ぎ捨て、顔や服も濡れてたのですが、「今日はすこしは役に立てましたね。」と、男前のいい笑顔です。ただ夜になると寒くて、あったかい飲み物を買い、暖房を入れて帰りました。
助かりました。現場監督とフレーミングのK社長に、中村ががんばって水をとったことを、そっと報告しときました。
私も気持ちと体がばらばらで、年のせいより、「やせなければ」と痛切に感じたできごとでした。


Posted by M on 2012年3月26日
朝からハウステンボスの現場でオーナーのB様ご夫婦と打ち合わせをしました。平田が中心で、事前打ち合わせをしていたカウンター、クロス、照明、カーテン等最終決定をしていただきました。全面改装は予想できないことや、壁や天井を空けてわかることがあり、その最終検証と方針は火曜日に行います。昼にはオーナーご夫婦ご持参のサンドイッチやおにぎりを庭で頂きながら、オランダのお話などを聞かせていただき楽しいひと時でした。
ハウステンボスから帰りに私は新鳥栖駅で降りて新幹線で熊本T様の打ち合わせに向かいました。先週同様お母様からも歓待いただき、恐縮しました。全容がほぼ決まり本契約、確認申請を進めると同時に、楽しみにしておられる平田とのインテリア打ち合わせが始まります。どのオーナーさんも平田のインテリア知識、情報、感性を大変ほめてくださり、家具はもとより、食器、小物まで話は尽きないようです。お店、ホテル、雑貨屋などブレーンも多く、ご要望を的確につかみ、紹介もできています。
肉体労働もできる住まいのコンシェルジュという領域です。リングネームは「オールマイティ公子」です。最近怪我が多く、ベストコンディションの彼女の戦いぶりが見たいものです。

Posted by M on 2012年3月24日
佐賀のK邸小屋裏工事の準備のため、ごみ捨てと荷物整理、移動を行いました。収納はしごからの荷物の出し入れは、危険で大変です。業者さんは遅くまでかかったようですが、私と中村も半分手伝い、ややグロッキーです。大工の採寸も終わり、本立てを作ってきて据え付けます。来月はじめに現地着工、15日完了予定です。今月中は電気配線、エアコン移設等を行います。
ごみを捨てるため清掃工場の場所や手続きを聞くため役所に電話をしましたが、これがまたまた私が一番腹が立つ「役所対応」です。はい、いいえ、ダメです、そういう決まりですから、ここではわかりません、・・・・・なにひとつ親切に、役に立とうという気持ちのかけらもありません。知り合いの佐賀の工務店に聞き、親切に教えてもらいました。清掃工場でも作業員の横柄な態度にびっくりです。いっしょにいった業者も「なに様ですかね。」と怒り顔です。お客様という概念がなく、喜んでいただくという喜びも知らず、達成感より安定感、提案するより言われたことだけする。我々の意識と別の人種のようですから理解しあえないのでしょう。佐賀にも橋下さんが必要のようです。
