ついついフレーミングや基礎配筋、配管などハードにおいては、非常に重要でありながら、オーナーへの細かい説明や報告がなおざりになってます。ハードにも、こだわりや、特徴があるにもかかわらず、色、クロス、仕上げ素材等、ソフト面での打ち合わせはすごいこだわりと、時間を使います。上棟までは多くのオーナーさんがお任せいただくのをいいことに、現場での細かいご説明が不足していたように思います。自分たちのコマーシャルの機会を自分たちで放棄しているとも言えます。東区Y邸においても、ご説明不足でした。ご主人とお話しして、現場で、週1,2回お会いさせていただくことにしました。
最近の住宅会社の施工は、過剰なくらい、仮設や、大型クレーン、足場、養生、ガードマン等、見栄えよく工事をしようとしています。そこを目に優しくすることで、イメージアップを図ろうとしているようですが、私からすると、「経済屋」が考える、ビジネス方法です。それで、物以上の価格設定をして、住まいそのものはそれほど魅力的ではなく、格好に金をかけています。安全と近隣に迷惑をおかけしない最低限の養生で、そこをパフォーマンスする必要はありません。そこにお客様から頂くお金をかけず、家そのものの中身をよりよくすべきです。現場が必要以上にきれいすぎます。現場はいいものを作る職人の環境を考え、整理整頓と掃除がなされていれば充分です。何のためのものかをよく考え、経費節約で中身を大事にする家づくりが、「建築屋」がやる仕事です。最後にできた家を見て価格が適正かどうかすぐ結果はわかります。
現場での施工説明
福北ゆたか線
直方のSクリニック改装工事のプラン、見積を提出のため、初めて、博多駅から福北ゆたか線に乗りました。子供といっしょで、多少ワクワクしながら、2両の電車に乗りました。運転席のすぐ後ろに立ち、運転手の目線で外を見てました。田舎の単線をくねくねしながら走ります。高架、トンネル、田んぼの中と進み篠栗,飯塚・・・約1時間で直方です。昭和の匂いがして楽しい1時間の旅でした。これから乗る機会が増えそうです。
2時間ほど打ち合わせをさせていただき、1月末着工で、開業しながら、夜間と休日を使い、3月10日完工予定です。
東区Y邸は、足場を組み、2階の壁を建ててます。今年中に上棟して、JIOの検査を受ける段取りです。年末まできちんと仕事をして、工程を守ります。
東区Y邸 現場報告
先日よりフレーミングが始まっている東区Y邸。昨日、わたくし初の単独での現場訪問です。
いい歳をして恥ずかしながら、はじめてのおつかい??なんて気分で緊張しながら出発!!
すると車を走らせた途端にポツポツと雨が・・・。まさか?と思いながら現場に到着すると
大工さんたちがブルーシートをかけてるとこでした。(すみません、雨女かも><;)
建物を雨から守るため、そして作業を続けるためにもひと手間・・・やはり
自然との闘いでもある家造りは大変だな。。と実感したはじめてのおつかいならぬ現場訪問でした^-^’’
現場ですが1階の壁が完了し着々と形になってきています。
玄関・リビング・ダイニング・キッチン・・・どんな感じになるのかとても楽しみですね。
着々と
水巻K邸が着々と進んでます。病院の駐車場の改修は、ポイントにレンガを積み 、グリーンのフェンスです。新しい線引きで、2台多くとれます。雨さえ降らなければすぐにも終わるのですが・・・・・。 母屋のほうは 、ついに新しい、樹脂製ペアガラスサッシ に取り替え始めました。一気にではなく、一カ所外して、新規を付け、を繰り替えします。雨仕舞とデザインを考えながらの取り付けで、この改修での一番の難工事です。古い木製のサッシは35年の歳月で、腐食はしてますが、味わい深い表情を見せてます。心苦しい中、取り外してます。外壁のボードは4ミリで、これも驚きです。とにかく、びっくりすることが多く、ある意味楽しくやれます。サッシから断熱工事に移っていきます。
東区Y邸フレーミング開始
予定通り東区Y邸フレーミングが始まりました。基礎パッキンから土台敷き中です。K大工親子が手際よく進めてます。彼らが今まで建ててきた実績は、我々に安心感を与えてくれます。任せて大丈夫な人です。棟上げまでの施工精度が、仕上げ工事の美しさにかなりの影響を与えます。また、私のミスや漏れなども、チェックして指摘してくれます。頼りにしてます。寒い時期のフレーミングは大変です。安全第一で、年内に上棟希望です。
現場監督の一番の仕事は、お客様に喜んでもらうために、工事環境を整え、職人のやる気を促し、工程を効率よく組むことです。職人の性格や特徴を知るため、お互い同じ土俵で、話し合い、信頼し合わなければなりません。往々にして、上から目線になりがちですが、信賞必罰をはっきりさせ、「責任は俺がとるから。」の一言が大事です。
いろいろな発見と決断。
冬のコンクリート・・・・・・職人の誇り
東区Y邸の基礎立ち上がりのコンクリート養生中です。後、浴室周りの立ち上がりを打って11日からフレーミングに入ります。ここの所、最低気温が2度程度で、雨も多く、養生が大事です。無様に見えても、できるだけいい状態で乾かしたいので、工夫します。職人さんたちの経験や知恵は貴重です。そして言葉で表現できない「感覚」の力はどんな専門家や学者、評論家より信頼できます。
もともと私は、評論家、コンサルタント等という職業を仕事として認めておりません。自分でできない輩が何をいっても信ぴょう性がなく「じゃあお前やってみろ。」と言われたら終わりです。日本の高い建築技術や信頼は汗水流している職人たちがプライドをもって築いてきたものです。学者をはじめ、ホワイトカラーが作ったものではありません。職人の誇り高き仕事を、何の責任もとれないコッパ役人が検査するなんぞは、私に言わせればちゃんチャラおかしいシステムです。バカな金儲け主義のヒューザーという建設会社の社長とアネハという構造屋が起こした事件、それを論評した学者や、評論家・・・・・・一棟も崩れてません。それはどんなひどい図面や指示でも職人は「こりゃいかん。こうするぞ。」と経験と感覚で最低限の強度は保つ仕事をやったからだと確信しています。多くの命を救ったのは職人たちだったかもしれません。こんなことも分析できず、ギャンブルの予想屋みたいな評論家を使うマスコミも反省すべきです。政治家をはじめ、顎で仕事をする時代は終わり、顎と動きと実績が伴って、「一流」といわれる時代のようです。