大宰府の老人ホームのリニューアルも含めた仕事の総括を依頼され、2社による仕事の打ち合わせ、工程、デザインアドヴァイス、役所との交渉など、新しいジャンルの仕事です。そんじゅそこらの老人ホームではなく、介護経験者のオーナーの熱い思いが、スタッフにもしっかり浸透し、新しい介護の形を作ろうとされています。そのためには身を粉にして動き、行政にも立ち向かわれ、情熱で不可能を可能にされつつあります。行政も揺り動かしています。役所が作った決め事ではなく現場優先の改造計画です。
金だけですべてを決める、どこかのドクターがやろうとする老人施設とは雲泥の差です。人を利用するだけ利用するやり方は、本物の介護などできるはずはありません。周りのスタッフもはいはいと返事をしながら、後ろ向いて舌出してましたから。介護ビジネスでしかありません。
昨日はスタッフとの打ち合わせ、今日は役所との折衝でした。いよいよ明日からスタートです。
ここで会う入所のお年寄りは、笑顔で、よく声もかけてくださいます。「きれいにしてくださいね。」現場打ち合わせの最中にかけられた声は忘れません。