S邸が3階建てとしての空間の全容が把握できるようになり、再検証をして、浴槽の大きさ、ドアのサイズ、和室の納め方、セントラルのダクトと下がり壁や下がり天井の取り合い、スイッチ、コンセントの再検討・・・・・・・・一番大事な時期です。外壁のラスが貼られ、一色で仕上げる予定の塗り壁を2色使いたくなりました。妻壁とZドーマーの色を薄くすることで建物が締りそうです。
内部空間は予想以上に広く感じられ、勾配天井の素材を、レッドシダーにするべきかどうかも迷っています。ややエレガントなカーテンやクロスを希望されているので作りこみ方が難しく、慎重に検討してます。この時期が我々の真骨頂で、S様のように任せていただけるオーナーの場合は、なおのこと平田との現場での検討が大事です。2階バスルームのスミダシも行うため、細かい寸法を決めることが設計屋の大事な仕事です。寸法が決まると職人はホッとするものです。繰り返し行う仕事ですが、一軒として同じ敷地、同じ家、同じオーナーではないのでいつもいつもうれしく悩んでます。家作りの楽しさは悩めることです。18日、平田が決めたことの報告にオーナーのところにお邪魔する予定です。