親分で会社がわかる。

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私のように個人事業主のような会社もそうですが、職人を持つ組織は親分の考え、態度が職人に移ります。いまどき、くわえタバコで、家の中に入ってくるばかな親分が使う職人は、腕も悪いし、養生がないままのやりっぱなし工事です。「きちんとしなさいと注意しても、こんなやりかたしかやったことがないという返事です。設計監理の立場の現場ですから腹に収めます。しかし、できばえには手心加えません。いろいろな人とお付き合いしますが、会社経営者の中でも、会社での権力を世間に持ってくる短気で話の筋道が通らない人がいます。そういう人は奥様にも理不尽に当たります。きちんとした仕事を、まっすぐな筋道で、やり続けることにします。自分も襟を正します。われわれはオーナーのお人柄に救われます。