2011年2月21日の記事

断熱

category: 新築中央区U邸

どこの会社も高気密、高断熱を唱いながら、それぞれやり方が違います。断熱工法、、断熱材神話に侵され、本末転倒の家作りになっていることが多々あります。外断熱がいい。いや内断熱がいい。グラスウールがいい。いやスタイルホームがいい。アルミペアガラスがいい。樹脂ペアガラスがいい。いや木製ペアガラスがいい。九州での勾配天井はスタイルホームの断熱材がいい、いや遮熱材がいい。・・・・・。そういうものを単体でどっちがいいかと悩むものではありませんし、家の価値が変わるものでもありません。どんな暮らしををするか、どんなデザインの家に住むか、どんな自然環境かをトータルで判断して、決めていくことです。暮らしを考える中に「手法」があるのであって、手法が主役になってはいけないような気がします。どの程度の性能を有する家かを決めれば、空間やインテリア、方位などから建築家が責任を持って「手法」を決めればいいと考えます。断熱材が厚くてたくさん入っている家がいい家ではないのです。

売らんがための営業トーク、売らんがための住宅雑誌が氾濫して、お客様は迷ってます。正しい思考回路での家作りをレクチャーしていないことに住宅業界は猛省すべきです。