2018年9月22日の記事

現場は何かしら学べる場所。

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今私は、デザイン設計の仕事なのですがどうしても勝手に現場に足が向きます。職人や、材料や、空間や、プロポーションや、色や・・・現場に行くと反省と、自信と、ひらめきと、修正が頭に浮かんできます。昔から言われているように、現場は何かしら学べる場所です。なんだか年々学べるものは増えていくから不思議です。オーナーや職人とものづくりの現場で打ち合わせる時間こそが最高の時間です。竣工間近の建物は小さなことに手を入れて、バランスの微調整をしますし、上棟には建物全体のプロポーションの修正が必要と思うときは工務店やオーナーと話し合いです。みんなの意見を寄せ合う現場はいいものが完成します。現場は役所の検査や、追加原価や、工期や、利益を考えることは当然ですが、それが一番ではありません。特に役所などはしごとの邪魔にこそなれ、仲間にはならないのですから。愚痴ります。「何棟もの家を真剣に作り引き渡してきたわれわれが、ものづくりの経験も力もない役人の審査や検査を受けなければならないのか、役所の働かない時間の設定で、多くの無駄な時間を役所のいいなりでとられるのかわかりません。」