親戚家族が福岡に遊びに来ています。私が佐世保とワッセナーで仕事なので、一緒に乗せていき、ハウステンボスで半日遊んだようです。花はきれいだったそうですが、人がまばらで、寂しい感じだったようです。何より天気がすばらしく、ワッセナーは最高です。私は佐世保の船越の現場調査を行い、敷地の高低差など調べ、施工中の現場も除きました。コロナで、材料不足や、遅延で工程は散々ですがそれでもできることは前を向いてがんばります。
佐世保、ハウステンボス
基礎、ご入居者のお手伝い
糸島M邸の基礎コンクリート打ちが始まりました。大型物件で三棟分のコンクリート量です。今日は寒く、立会いもつらい。水曜日に立ち上がりを打ちます。23,4日、型枠をはずし、いよいよフレーミングです。またご入居者のM氏のコンクリート住宅のメンテの立会いを依頼され、朝から現場に行きました。デザインと、メンテはバランスよく行われていい家です。デザイン屋のマスタベーションに工務店がいやいやしながら作られたものはうまくいくはずもありません。いい素材が生かされず、残念です。あるかたからいわれました。『輸入住宅を作らせたらDアート企画さんはたいしたもんだと思います。ただ何がすごいって、Dアート企画のご入居者がすごい。財産ですね。』ありがたい言葉です。
進捗
ワッセナーのS物産は今月で終了予定です。コロナの影響で、衛生機器が不足気味です。いつもながら古い住宅地ですからいろいろ思いもかけないところが痛んでいます。できるだけ財産として長く存在できるように知恵を絞り、オーナーと打ち合わせ、ベストを尽くしてるつもりです。時々思考回路が違う人たちのわけがわからない邪魔は入りますが正しいことは正しいのですから気にせず進めます。これが終わるとワッセナーはK邸です。デザインはオーナーから依頼を受け、打ち合わせながらがんばってます。ご入居者のメンテも行くたびに行っています。大型物件の糸島M邸は基礎の真っ最中です。来週早々コンクリートうちです。L&Sの下船越米軍住宅は3棟とも今月完成予定です。これから米軍住宅は船越、東浜と続きます。継続して計画させていただいてます。本当にありがたいことです。
現場と計画
糸島M邸、ワッセナーS物産、佐世保米軍住宅3棟が現場です。計画が終わり打ち合わせ、申請がワッセナーK邸、現場調査が終わり計画中が、数件あります。家作りはおおよそ出会いから1年で完成です。それからが違う意味で、新しいお付き合いが始まります。いい出会いの中でいい作品を作らせて頂きありがたいと思っています。何度も言うようにも脳裏ではなく、一緒に建てる家作りです。何度も打ち合わせ、何度も現場に来ていただき、楽しみながら家を建てます。『楽しめる仕事。』は作品とお客様の喜びが財産です。楽しめない仕事のモチベーションは『お金』しかありません。その両方手に入らない仕事の人たちは、時間から時間の仕事で安定ということで生きていきます・価値観が合いません。
オーナーを見て至急動く気持ち
宗像T邸は外構工事中です。既存塀の塗装が終わり、植栽と芝です。ペットのゲージ取り付けや、追加の棚板、絵画や時計の取り付け、鍵の増設、警備の工事などやりながらまた新しい追加依頼が出てきます。毎日現場に走ってます。大手住宅会社のように日にちを決めて一気に工事日を決めたり、儲けない依頼は『できません。』で断ったりできることからさくさく終わらせるという考え方は非効率で、経費がかかるので上司から怒られるようです。セコムなどは自分たちの調査不足などでできないことをわれわれに無償でやらせようとします。公務員的なものの考え方です。オーナーが困らないようにわれわれがセコムの変わりに走り回り、セコムは知らぬ存ぜぬです。そんな会社がホームセキュリティーなどできるはずがありません。悲しい連中です。デザインと、すばやく動くことは大手にできないことです。老体に鞭打ってでも動きます。
コロナと住宅
コロナウイルスが猛威を振るっているようです。いよいよ福岡も感染者が出ました。建築の必需品も中国の工場閉鎖で手に入りにくくなってます。トイレ、キッチン、洗面所、照明器具・・・・いろいろなものの備品は中国で作られており、在庫が少ない状態のようです。経済という分野で、安いもの、大量生産をつきつめると有事の際は混乱が広がります。われわれの使う輸入部材の多くはアメリカですが、それすら、一部は中国です。グローバル化もいいですが、小さな地域での生産活動も大事です。病気で言うと、換気の重要性と、高断熱高気密の要望は反することのようですがそのバランスが大事です。誰も言いませんがクルーズ船を大型マンション、大型ホテルに見立てると、いろんな問題が見えてきます。建築基準法すら怪しい決まりになります。いろいろ考えさせられる問題ですが、知恵を絞り、乗り越えたいものです。
正しいことは正しい。おかしなことはおかしい。
工事に対し、役所であり、銀行であれ、自治会あれ、管理許可する立場の組織は誰より、勉強し、いろんな意見を真摯に受け入れ検討することが信頼信用につながります。話し合いはいつでも応じ、検討し、よりよい決まりに改善すべきです。いつでも声を聞く開かれた組織であるべきです。それができなければ、工務店や職人は理不尽に反抗し、仕事を請けなくなり、オーナーも不信感が増幅します。最近役所は対応がだいぶ変わり、決まりは守るためではなく、よりよい家や町を作るためのものだと認識を変えつつあります。銀行や、法務局などはまだまだ矛盾は理解しててもわれわれにリスクを押し付けます。私は無駄といわれても、法務局や、銀行の役員に話し合いを求め、しつこく意見を述べてます。『言われていることはよく理解でき、納得できますが、決まりがあるので・・・・・」大人の言うことではありません。悲しい高給取りです。昔プロ野球の選手会が古田を先頭に、オーナー側と戦い、理不尽を排除したことが私の記憶に強く残ってます。ナベツネは『たかが選手が何を言うか。』と発言しました。そのとき古田がこういいました。『おかしいと思うことは声を上げないと。』金があっても選手や裏方がいないプロ野球は存在しません。笑顔で、人を楽しませ、よりよいコミュニティーを広げることができない人は少なくても、リーダーや役員になってはいけません。あら捜しより楽しいイベントのひとつでも考えればいいのに。